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虫歯予防と聞くと、多くの方が真っ先に思い浮かぶのはブラッシングだと思います。
もちろん、ブラッシングは虫歯予防に欠かせない習慣ですが、それと日々の運動を合わせることで、より虫歯のリスクは低くなります。
今回は、虫歯予防につながる主な運動について解説します。
サイクリングは、ペダルを漕ぐリズム運動によって脳内にセロトニンと呼ばれる幸せホルモンを分泌させます。
このセロトニンには高いストレス解消効果があり、交感神経の過剰な興奮を抑える働きがあります。
ストレスや緊張状態が続くと、口の中は交感神経の働きでカラカラに乾き、虫歯菌が繁殖しやすい酸性の環境に傾いてしまいます。
サイクリングによって心身がリラックスすると、副交感神経が優位になり、口内を殺菌・洗浄してくれるサラサラとした唾液がたっぷりと分泌されるようになります。
また自転車に乗っている間は爽快感から自然と口角が上がりやすく、これが表情筋を刺激して唾液腺を活性化するという相乗効果もあります。
風を感じながら楽しく走ることが、結果的に歯の健康を守ることにつながります。
縄跳びは、狭いスペースでも行える強度の高いリズム運動です。
一定のリズムでジャンプを繰り返す動作は、脳や自律神経に心地良い刺激を与え、精神的な安定をもたらします。
自律神経が整うことは、口腔内の唾液の量や質を正常に保つために不可欠な要素です。
さらに縄跳びによる適度な着地衝撃は、全身の骨を強くするだけでなく、歯を支えている歯槽骨にも良い刺激を与えます。
骨が刺激を受けると細胞が活性化し、歯茎や歯周組織全体の代謝が良くなります。
土台である歯茎が健康になれば、歯と歯茎の隙間に虫歯菌やプラークが溜まりにくくなり、根元から発生する厄介な虫歯を予防する強力な効果が期待できます。
ヨガは、独特のポーズと深い腹式呼吸を組み合わせることで、心身を深いリラックス状態へと導く運動です。
ヨガの最大の虫歯予防効果は、自律神経のコントロールと呼吸法の改善にあります。
現代人に多い口呼吸は、口の中を乾燥させて虫歯菌が好きな環境を作りしまいますが、ヨガで鼻呼吸を徹底することにより、日常的に鼻呼吸ができるように矯正されていきます。
またポーズを保持する過程でインナーマッスルが鍛えられ、姿勢が良くなります。
姿勢が改善されると頭の位置が正しくなり、顎が自然と閉じるため、さらに口内の乾燥を防ぐことができます。
リラックス効果によって分泌される大量のサラサラ唾液が、歯の再石灰化を促し、初期虫歯を修復してくれます。
普段あまり運動をしないという方は、丁寧にブラッシングをしていても、その効果だけに依存してしまう傾向にあります。
そのため、前述したような運動を採り入れたり、食事の内容を改善したりすることも意識しなければいけません。
これらがすべてバランス良く組み合わさったとき、虫歯だけでなく歯周病や口臭など、さまざまな口内トラブルのリスクを軽減できます。