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夏と言えば、各地域で開催されるお祭りです。
毎年、お祭りの雰囲気や美味しい屋台の料理を楽しみにしているという方もいるでしょう。
しかし、お祭りを楽しむのであれば、虫歯リスクがあることにも注意しなければいけません。
今回はこちらの内容について解説します。
お祭りの定番である、わたあめ、りんご飴、チョコバナナなどは、その大半が砂糖で構成されています。
糖分は虫歯菌の大好物であり、これらを取り込むことで菌が爆発的に増殖します。
特にわたあめは口の中で溶けて一見残らないように思えますが、高濃度の砂糖水となって歯の表面や隙間に広く行き渡るため危険です。
お祭りのメニューは日常の食事やおやつに比べて、一度に摂取する糖分の量が桁違いに多くなりがちです。
これにより、口腔内が虫歯菌にとってこれ以上ないほどの絶好の活動環境になってしまいます。
お祭りの屋台で売られている食べ物には、粘り気の強いものが目立ちます。
りんご飴のコーティングに使われているべっこう飴や、いちご飴、水飴、タピオカ、イカ焼きの甘辛いタレなどは、その代表例です。
これらは粘着性が高いため、食べたあとも歯の表面や歯と歯の間、奥歯の溝に長い時間へばりつき、唾液で自然に洗い流されにくくなります。
虫歯菌は、歯に残った糖分をエサにして酸を作り出し、歯の表面の専門組織を溶かしていきます。
長時間おやつが歯にくっついたままになる状況は、虫歯の進行を最も加速させる要因の一つです。
お祭りは、さまざまな屋台を巡りながら数時間にわたって少しずつ食べ歩きをするのが醍醐味です。
しかし、この“ダラダラ食い”こそが、歯科衛生において最大の禁忌とされています。
通常、物を食べると口の中は酸性に傾き歯が溶け始めますが、時間の経過とともに唾液の力で中性に戻り、歯が修復されます。
ダラダラと食べ続けると、口の中が常に酸性の状態に保たれてしまい、唾液による修復が追いつかなくなります。
その結果、歯の表面の脱灰が止まらなくなり、虫歯が一気に発生・進行しやすくなります。
お祭りは前述の通りとても楽しいイベントですが、訪れた後は必ず丁寧なセルフケアを行うのを忘れないようにしてください。
特に屋台で甘いものをたくさん食べた方や、長時間にわたって食事を摂った方などは、より意識してブラッシングをしなければいけません。
また大人の場合、アルコールを摂取する機会も増えるため、脱水効果による虫歯のリスク上昇にも注意する必要があります。