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歯ブラシは、セルフケアを行うにあたって必要不可欠なアイテムです。
歯ブラシがなければプラークは除去できないため、直接虫歯の原因にアプローチできません。
また歯ブラシの効果をより高めるには、意外な使い方も押さえておく必要があります。
今回は具体的な使い方の例をいくつか紹介します。
歯磨き粉をつけずに、完全に乾燥した状態の歯ブラシで最初に1分間ほど歯を磨く“プレブラッシング”は非常に効果的です。
現代の高性能な歯磨き粉は非常に優秀ですが、最初からつけてしまうと、歯の表面に付着しているベタベタした粘着性の高いプラークの位置が泡で分からなくなってしまいます。
まずは何もつけない乾いた毛先を歯面に当て、ザラザラした部分を指先の手応えで探りながら物理的に破壊しておきます。
このひと手間で大まかな汚れが剥がれるため、その後に歯磨き粉をつけて仕上げ磨きをする際、薬用成分が遮られることなく、ダイレクトにエナメル質へと浸透・密着できます。
朝食を食べてから歯を磨くという方は多いですが、衛生学的には朝起きてすぐ、何かを口にする前に磨くのが正解です。
睡眠中は唾液の分泌量が激減するため、口の中はでもっとも細菌が繁殖しやすい無法地帯と化しています。
起きてすぐの状態で水分を補給したり朝食を食べたりすると、夜の間に増殖した億単位の悪質な細菌やその毒素を、そのまま胃の中に飲み込んでしまうことになります。
朝起きたら、まずは洗面所に直行して歯ブラシを手に取り、細菌の塊をすべてブラッシングで掻き出して洗い流してから、1日をスタートさせましょう。
毎日のブラッシングをお風呂に入りながら行うだけで、オーラルケアの効果が劇的に高まります。
湯船に浸かって体が温まると、副交感神経が優位になり、心身が完全にリラックス状態になります。
すると、口の中ではサラサラした質の良い唾液が大量に分泌され始めます。
この唾液には抗菌作用や歯の再石灰化を促す成分が豊富に含まれているため、天然の洗口液としてブラッシング効果を最大化してくれます。
またお風呂場では鏡をじっと見つめる必要がなく、時間の経過が遅く感じられるため、洗面台の前では1〜2分で終わらせてしまう方でも、優しく磨き続けることができます。
歯ブラシの虫歯予防効果を高める方法は、強くブラッシングすることでも、ブラッシングの時間を長くすることでもありません。
上記のように簡単な工夫をするだけで、これまですぐ虫歯を発症していた方でも、劇的に予防効果を高められる可能性があります。
大事なのはブラッシングをすることではなく、効率的に虫歯予防効果をアップさせることだと理解しておきましょう。