東松山かさはら歯科

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【東松山の歯医者で歯周病治療】あまり知られていない歯周病の合併症について

歯周病は、あらゆる疾患の引き金になるものとして、とても恐れられています。
中には脳卒中や心疾患など、命を脅かすような合併症も存在するため、早急に改善しなければいけません。
また歯周病の合併症の中には、あまり広くは知られていないものも多く存在します。
今回はその一部を紹介します。

炎症性腸疾患

本来は口内にしか存在しないはずの特定の悪玉歯周病菌が、唾液と一緒に胃酸を通り抜け、腸内まで生きて到達することが最新の研究で実証されました。
この生きた歯周病菌が腸に定着すると、腸内細菌叢のバランスを著しく乱し、腸管の免疫細胞を過剰に活性化させてしまいます。

その結果、大腸の粘膜に激しいただれや潰瘍ができる潰瘍性大腸炎やクローン病といった国指定の難病を発症させたり、病状を深刻に悪化させたりする直接的なトリガーになります。

口の衛生環境の悪化が、文字通り消化管の最下流である大腸の免疫暴走をダイレクトに誘発し、腹痛や下痢を慢性化させる原因になるため警戒されています。

慢性閉塞性肺疾患

タバコ病とも呼ばれ、肺胞が破壊されて息苦しくなる慢性閉塞性肺疾患は、歯周病の存在によって悪化のスピードが急激に跳ね上がります。

重度の歯周病患者の口内には大量の細菌が繁殖していて、睡眠中などにこれらを含んだ唾液が気管へと誤って吸い込まれる微量誤嚥が日常的に繰り返されます。
これにより、本来は無菌であるべき肺の中で慢性的な感染と激しい炎症が持続することになります。

このプロセスが肺組織の破壊をさらに推し進め、激しい咳や痰、深刻な呼吸困難といった慢性閉塞性肺疾患の症状を著しく重症化させます。

一度壊れた肺胞は元に戻らないため、専門的な歯周病治療と日々の徹底した口腔ケアは、肺の寿命を延ばすために不可欠です。

骨髄炎

骨髄炎は、歯周病の細菌が歯茎の障壁を突き抜け、歯を支える顎の骨の内部にまで深く侵入して感染を引き起こすおそろしい病気です。
骨の中で細菌が増殖すると、激しい痛みや顔面の腫れ、高熱が生じ、最悪の場合は顎の骨が壊死してしまいます。

特に注意が必要なのは、骨粗鬆症やがんの骨転移治療でビスホスホネート製剤などの骨修飾薬を服用しているケースです。
これらの薬剤を服用している人が重度の歯周病を放置すると、薬の副作用と細菌感染が相乗効果を起こし、薬剤関連顎骨壊死という極めて難治性の高い顎の骨髄炎を発症するリスクが跳ね上がります。

一度発症すると手術による骨切除が必要になるなど、歯科医療現場で非常に危険視されています。

まとめ

歯周病について、“歯茎が腫れる病気”、“歯茎から血が出る病気”という認識を持っている方は少なくありません。
もちろんこちらの認識は間違いではありませんが、それよりも恐れるべきは、やはり歯周病の延長線上にある合併症です。
歯周病は少ない症状で着々と進行するため、いつの間にか別の疾患を発症していたというケースも十分に考えられます。

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