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歯周病の方は、より丁寧なブラッシングを行い、少しずつ歯茎を中心とした口内環境を改善していなければいけません。
また歯周病の改善には、歯間ブラシを用いた歯間のケアが必要不可欠ですが、このとき使用したブラシは独特のニオイを放つことがあります。
今回はこちらのニオイの特徴について解説します。
歯間ブラシに付着した汚れから、カビの生えたチーズや生ごみのような酸っぱく発酵したニオイがすることがあります。
これは、隙間に詰まった食べカスが時間の経過とともに細菌によって完全に腐敗したシグナルです。
口の中は体温ほどの温度があり、常に湿っているため、放置された食べカスにとっては格好の堆肥場になってしまいます。
特に肉類や魚類などのタンパク質が歯間に挟まり、数日間放置されると、細菌の温床となって凄まじい酸敗臭を放ち始めます。
歯間ブラシの繊維がこれらの腐敗した繊維質やプラークの塊を絡め取るため、まるで生ゴミを直接触ったかのような不快なニオイがブラシに残るのです。
歯周病が中等度以上に悪化すると、歯茎の内部で炎症が深刻化し、慢性的に膿が溜まるようになります。
この段階で歯間ブラシをポケットの奥まで挿入すると、ブラシの毛先に白っぽく粘り気のある膿が付着し、膿特有の強烈な生臭さを放ちます。
これはタンパク質や白血球の死骸が混ざり合ったニオイであり、単なる食べカスの臭気とは一線を画す重篤な香りです。
自分では気づかなくても、歯間ブラシを通した場所からじわじわと臭い液が滲み出ているケースもあります。
このニオイが持続する場合は、歯槽膿漏の段階へ移行している可能性が非常に高く、セルフケアだけでの改善は困難です。
歯間ブラシを使った際に、毛先が真っ赤に染まったり、鉄サビのような特有の金属臭を感じたりすることがあります。
これは、歯周病菌のせいで歯茎がブヨブヨに充血していて、ブラシの軽い摩擦だけで毛細血管が破れて出血している証拠です。
血液に含まれるヘモグロビンの鉄分が、口の中の酸素や唾液、そして細菌と混ざり合うことで、金属が錆びたような独特の血生臭さを発生させます。
健康な歯茎であれば、歯間ブラシを通しても絶対に血は出ません。
また鉄サビのようなニオイと出血が1〜2週間以上続く場合は、その部位の歯周ポケット内部で激しい炎症が起きているという確定的なサインになります。
歯周病の方は、もし上記のような症状が出たとしても、怖くなって歯間ブラシの使用をやめてはいけません。
歯間の汚れを徹底的に除去しなければ、いつまで経っても歯茎の状態は改善しないからです。
もしセルフケアの仕方がわからないというのであれば、歯科クリニックに相談し、ブラッシング指導を受けることをおすすめします。