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もち麦は、アミロペクチンというデンプンを多く含む大麦です。
冷めても食感が落ちにくいため、おにぎりやお弁当に向いているという特徴があります。
またもち麦にはさまざまな栄養価が含まれていて、虫歯予防効果もある程度期待できます。
今回は、もち麦が持つ虫歯予防効果の一部について解説します。
“健口(けんこう)は健腸から”と言われるように、腸内環境と口内環境は深く結びついています。も
ち麦に大量に含まれる大麦β-グルカンは、腸内の善玉菌の絶好のエサとなり、腸内フローラを劇的に改善する効果があります。
腸は全身の免疫細胞の約7割が集まる最大の免疫器官であるため、腸内環境が整うことで全身の免疫力が向上します。
これにより、口の中に常に存在する虫歯菌や歯周病菌といった悪玉菌の過剰な増殖を抑える力が強まります。
免疫力が高い状態に保たれると、唾液に含まれる抗菌物質の働きも正常に維持され、細菌の定着を防ぎやすくなります。
もち麦を食べることは、お腹の中からアプローチして、口内のトラブルを未然に防ぐ健やかな体作りをサポートすることになります。
もち麦には、精白米にはほとんど含まれないビタミンやミネラルが豊富に蓄えられています。
特に、健康な歯の構造を維持するために欠かせないカルシウムやマグネシウム、そして骨や歯の代謝に関わる亜鉛などがバランス良く含まれています。
虫歯は、酸によって歯のミネラルが溶け出す脱灰から始まりますが、唾液に含まれるミネラルが歯に戻ることで修復される再石灰化によって予防されています。
もち麦から良質なミネラルを日常的に摂取することで、体内から健康な歯の土台作りを支えることができます。
毎日食べる主食から、歯の補修材料となる栄養素を効率良く補給できることは、長期的な虫歯予防において非常に大きなメリットと言えます。
もち麦には、大麦特有の成分としてポリフェノールが含まれています。
ポリフェノールには強い抗酸化作用があることで知られていますが、同時に優れた抗菌・抗炎症作用も持ち合わせています。
口の中のミュースタンス菌をはじめとする虫歯原因菌は、歯の表面に付着してバイオフィルムという細菌の塊を作りますが、ポリフェノールはこれの増殖を抑制します。
細菌の活動が抑えられることで、歯を溶かす原因となる酸の産生量そのものを減らすことが可能になります。
毎日の食事で自然とこれらの抗菌成分を採り入れることができるため、化学的なマウスウォッシュなどに頼りすぎることなく、口内の衛生状態を良好に保つ手助けをしてくれます。
もち麦はそこまで高級品ではなく、スーパーのお米コーナーなどで簡単に購入できます。
そのため、長期的かつ半永久的に行わなければいけない虫歯予防との相性は非常に良いです。
もちろん味や食感についても評価が高いため、食生活から虫歯予防にアプローチしたいという方は、ぜひこの機会に採り入れてみてはいかがでしょうか?