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ワンタフトブラシは、毛先が小さな1つの束になっているタイプで、主に通常の歯ブラシでは除去しきれない汚れを取り除くためのものです。
また矯正治療を受けている方は、装置と歯の間なども清掃できますが、こちらは正しい使い方を実践しなければいけません。
今回は、ワンタフトブラシの間違った使い方について解説します。
ワンタフトブラシに歯磨き粉をたっぷりつけると、口の中が泡立ちすぎてしまい、肝心の毛先がどこに当たっているのか鏡で見えなくなります。
また市販の歯磨き粉の多くには研磨剤が含まれているため、ワンタフトブラシで特定の狭い場所ばかりを集中して磨くと、その部分の歯や歯茎が削れてしまうリスクもあります。
ワンタフトブラシを使う目的は、あくまで毛先によるプラークの機械的除去です。
そのため、基本は何もつけない水磨きで十分に効果を発揮します。
どうしても薬効成分を取り入れたい場合は、泡立ちにくく研磨剤が入っていないジェルタイプの歯磨き粉を、毛先にほんの少しだけつけて使うのが最適です。
毛先が左右にバサバサと広がった状態のワンタフトブラシは、すでに洗浄力が大幅に落ちています。
広がった毛先では、狙った歯間や奥歯の凹凸にピンポイントでアプローチできなくなり、ただ周囲の歯茎を無駄に刺激するだけの道具になってしまいます。
これでは一生懸命に時間をかけて磨いていても、磨き残しが増える一方です。
もったいないと感じるかもしれませんが、毛先が少しでも開いてまとまりがなくなったら、新しいものに交換しましょう。
目安としては、毎日1回の使用で約1ヶ月での交換が推奨されています。
もし1ヶ月未満で毛先が広がってしまうのであれば、ブラッシングの力が強すぎる可能性が高いので見直してください。
ワンタフトブラシはあくまで補助清掃用具であり、口内全体の広い面を効率良く磨くのには向いていません。
これ一本だけですべての歯を磨こうとすると、磨き残しが多発するか、綺麗にするために信じられないほどの時間と労力がかかってしまいます。
正しい使い方の手順は、まず普通の歯ブラシを使って、口全体の7〜8割の汚れを効率良く落とすことです。
その後に、普通の歯ブラシの毛先が届かなかった奥歯の裏側や歯並びがガタガタしている場所、歯と歯の隙間などの細かい部分を、ワンタフトブラシで仕上げ磨きします。
役割分担をしっかり意識することで、短時間で非常に質の高いオーラルケアが完成します。
ワンタフトブラシは非常に便利なアイテムではありますが、使い方を間違えると効果が半減するだけでなく、かえって口内環境に悪影響を与えてしまいます。
これはもちろん通常の歯ブラシにも言えることですが、正しい使い方を実践して初めて虫歯や歯周病を予防できるということを理解しておきましょう。
またワンタフトブラシに頼りすぎず、通常の歯ブラシによるブラッシングにも力を入れなければいけません。