ブログ
Blog

Blog
歯石取りは、歯科クリニックで行われる歯周病治療における基本中の基本です。
スケーリングとも呼ばれ、主にブラッシングでは除去できない歯石などを取り除きます。
しかし、患者さんの中には、歯石取りを受けるにあたって不安を抱く方もいます。
今回はこちらの主な理由について解説します。
歯石取りにおけるもっとも多い不安は、やはり痛みです。
歯石は非常に硬く、歯茎の溝の奥深くにこびりついているため、それを専用の器具で剥がし取る際に、どうしても物理的な刺激が生じます。
特に炎症が強い部位や、冷たいものがしみる知覚過敏がある箇所は、器具が触れるだけでピリッとした痛みを感じやすいです。
最近は超音波スケーラーなどの振動で取る方法が主流ですが、その微細な振動が神経に響くような感覚を「痛い」と捉えてしまう方も少なくありません。
この“いつ痛みが来るかわからない”という緊張感が、歯科クリニックへの足取りを重くさせる大きな要因となっています。
歯科クリニック特有のキーンという高い音や、ガリガリという振動が苦手という方は非常に多いです。
特に超音波スケーラーは、歯石を砕く際に高周波の音を発します。
この音が脳に響くような感覚や、頭蓋骨を通じて伝わる不快な振動は、身体的な痛みとは別の精神的なストレスを与えます。
また、手作業のキュレットという器具で歯石を削り取る際のガリガリという感触は、自分の大切な歯が削られているような錯覚を起こさせることがあります。
この不快なイメージが、強い不安感に直結してしまいます。
歯周病がある状態での歯石取りでは、どうしても出血が避けられません。
歯茎に炎症が起きていると、毛細血管がもろくなっているため、少しの刺激で血が出てしまいます。
うがいの際にコップが真っ赤に染まるのを見て、「そんなに酷い状態なのか」「余計に悪化させていないか」とパニックに近い不安を感じる方もいます。
歯科側にとっては炎症が改善に向かうための必要な出血であることが多いですが、患者さん側にとっては視覚的なインパクトが強く、恐怖心を煽る原因になります。
歯石取りは、多少歯や歯茎などを刺激しますが、もちろん決して堪えられないほど痛かったり、危険だったりする施術ではありません。
特に実績のある歯科クリニックでは、歯科が苦手な方でもストレスを感じずに施術を受けられる可能性があります。
そのため、歯科クリニック選びさえ慎重に行えば、前述したような悩みは解消されるケースが多いです。