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噛み合わせが良くない方は、虫歯や歯周病のリスクが高くなったり、顎関節症や頭痛、肩凝りといった症状を引き起こしたりしやすいです。
また食事に関するデメリットとしては、食べるのが遅くなることが考えられます。
今回は、噛み合わせが悪いと食べるのが遅くなる理由について解説します。
嚙み合わせが悪い方は、通常の噛み合わせの方に比べて咀嚼機能が低下しています。
こちらは食べるのが遅くなる理由の一つです。
上下の歯がしっかり噛み合っている場合、ものを噛むときにうまく力が伝わるため、比較的短時間で咀嚼できます。
一方、噛み合わせが良くない場合、食べ物を十分に噛み砕くことができません。
特にイカなどの弾力性があるものや、線維質の野菜などは食べるのに苦労します。
また長時間噛まなければいけないということは、必然的に食事の時間が長くなるということにつながります。
噛み合わせが悪い方は、咀嚼するときの力が弱く、食べるのに時間がかかるという話をしました。
また噛み合わせの種類によっては、本来の役割通りに歯を使えず、食べるのが遅くなることもあります。
例えば開咬の方は、奥歯が噛み合っていても前歯が噛み合わず隙間が空いている状態です。
言い換えると、奥歯の咬合力はあるものの、前歯の噛む力はほとんどないということになります。
このようなケースでは、前歯がものを噛み切るという本来の役割を果たせません。
そのため代わりに奥歯で噛み切ることになりますが、奥歯で噛み切ることと噛み砕くことを両方行うと、慣れない動きから食べるのが遅くなります。
唾液の分泌量が少なくなることも、噛み合わせが悪いと食べるのが遅くなる理由の一つです。
唾液は口内を殺菌したり、食べカスを洗い流したりする役割の他、食べ物を飲み込みやすくする作用もあります。
しかし、しっかり咀嚼できない場合は分泌量が減り、食事のしにくさや食事時間の長さにつながることが考えられます。
また水を飲めば唾液の量が少ないのをカバーできますが、一口食べるたびに水を飲んでいると、どうしても食事には時間がかかりやすくなります。
噛み合わせが良くない場合、なかなか思うように食事が進まず、ストレスが溜まるシーンが増えるでしょう。
もちろん、ゆっくり食べることは身体にとって良いことですが、こちらはあくまで正常な噛み合わせで自発的に食事のスピードを遅くすることを指しています。
そのため、思いの外食事に時間がかかってしまう方は、矯正治療を検討すべきだと言えます。