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ホワイトニングは、歯を白くしたいと考える多くの方が関心を集める治療の一つです。
実際まだ受けていなくても、知識だけは数多く有しているという方もいます。
今回は、そのような方に向けて、ホワイトニングに関するマニアックな質問にいくつかお答えしたいと思います。
成人の歯の多くには、食事や食いしばりによるマイクロクラックという微細なヒビが入っています。
肉眼では見えませんが、ホワイトニング剤はこのヒビを伝って一気に歯髄の近くまで浸透します。
これが、虫歯がないのに特定の歯だけ激痛が走る原因です。
対策としては、施術前にダイアグノデントなどのレーザー診断機や高倍率ルーペでヒビを確認し、あらかじめその部分を保護剤でブロックしておく手法があります。
自分の歯にヒビがあるかを知ることは、安全なホワイトニングの第一歩です。
ホワイトニング剤は製品によって酸性、中性、アルカリ性と異なります。
一般的に安価な海外製品や一部のオフィス用薬剤は、反応を早めるために酸性に傾いていることがあり、これが歯の表面をわずかに溶かし、ダメージを与える原因になります。
最新の高級薬剤は、歯へのダメージを最小限に抑える中性(pH7前後)に調整されていて、さらに再石灰化を促す成分が含まれているものもあります。
成分表にpHの記載があることは稀ですが、歯科医師に「この薬剤は中性か酸性か」を問うのは、非常に鋭い質問と言えます。
「歯は白くなったのに、なぜか口元が暗く見える」という場合、原因は歯ではなく歯茎の黒ずみにあるかもしれません。
タバコや刺激でメラニン色素が沈着した歯茎を、レーザーや薬剤一皮剥く処置をガムピーリングと呼びます。
数日でピンク色の健康的な歯茎に生まれ変わりますが、このピンク色の背景があって初めて、ホワイトニングした歯の白さが最大限に際立ちます。
審美歯科の世界では、歯のホワイトニングとガムピーリングはセットで考えるべき“額縁と絵画”の関係に例えられます。
ホワイトニングは単に歯を白くするだけではない、とても奥の深い施術です。
また他に関連する施術が多いことでも知られています。
今回解説した施術については、すべての歯科クリニックで取り扱っているわけではありませんが、場合によってはホワイトニングの大きなサポートとなります。
そのため、なるべく多くの施術を採用している歯科クリニックの方が安心して受診できます。