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子どもがブラッシングを行う際は、基本的に子ども用につくられた歯ブラシを使用しなければいけません。
子ども用歯ブラシと大人用歯ブラシとでは、つくりが異なる点が数多くあり、子どもが大人用を使用するとさまざまなデメリットが生まれます。
今回は、こちらのデメリットの内容について解説します。
子どもが大人用歯ブラシを使用すると、磨き残しが出やすくなります。
こちらはヘッドやハンドルの大きさなどが関係しています。
大人用の歯ブラシは、子ども用と比べてヘッドが大きめにつくられています。
そのため、子どもの口に対して大きすぎることが多く、その状態でブラッシングをすると細部まで毛先が届かない可能性があります。
また大人用の歯ブラシはハンドルも大きく、手が小さい子どもには握りづらいケースが多いです。
このことから、うまく扱えずに磨き残しが出るリスクが高まります。
子どもが大人用の歯ブラシを使用することにより、嘔吐反射が出やすくなる可能性もあります。
嘔吐反射とは、口内や喉の奥に異物が侵入するのを防ぐため、反射的に嘔吐を起こす生理的な反応です。
日常生活においては、歯ブラシを口内に入れたときによく起こります。
また子どもは大人と比べて、口内に異物が入ってくることに慣れていません。
そのため、大人用の大きな歯ブラシが入ってくると、嘔吐反射を引き起こす可能性が高いです。
ちなみに何度も嘔吐反射を引き起こしていると、子どもの身体にかかる負担も大きくなります。
ブラッシングを避けるようになることも、子どもが大人用歯ブラシを使用した場合のデメリットです。
前述の通り、大人用歯ブラシは子どもにとって扱いづらく、なおかつ嘔吐反射が起こることもあります。
そのため、ブラッシングの効果を実感しにくく、毎回気持ち悪さだけが残ってしまいます。
子どもはブラッシングの効果や楽しさが理解できないと、なかなか積極的には磨いてくれない可能性が高いです。
こちらは子ども自身が行うブラッシングだけでなく、親御さんが行う仕上げ磨きに関しても同様です。
子どものブラッシングには、子ども用の歯ブラシを使用させるようにしましょう。
子ども用の方が隅々まで汚れを落としやすいですし、操作性が高いため子どものストレスも軽減されます。
また歯ブラシだけでなく、歯磨き粉についても子どもが好むものを選ぶのがポイントです。
具体的にはフッ素やキシリトール配合のもの、研磨剤や発泡剤が含まれていないものがおすすめです。