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歯科クリニックでは、予防歯科の一環としてクリーニングを受けることができます。
こちらでは、自宅でのブラッシングでは落とせない汚れを徹底的に落とすことができますが、受けるにあたってはいくつか注意したいことがあります。
今回はこちらの注意点について解説します。
歯のクリーニングを受けるにあたって知っておくべきなのは、施術後の食事に気を遣わなければいけないということです。
歯のクリーニングを行った後は、歯を保護するペリクルという薄い膜が剥がれた状態になります。
そのため、普段よりも汚れや着色がつきやすくなっています。
またペリクルは、一度剥がれると24時間ほど経過しなければ再生されません。
そのためクリーニングを受けた後は24時間、色の濃いカレーやキムチなどの食べ物、ワインなどの飲み物を摂取しないようにしましょう。
歯のクリーニングにおける注意点としては、施術後の歯茎の状態も挙げられます。
クリーニングでは、ある程度歯茎が刺激されることがあります。
それにより、軽い腫れや出血が起こることも考えられます。
一時的に歯茎が腫れたり、出血したりしても、数日で自然に収束する場合は問題ありません。
しかし症状がいつまでも続くという場合は、歯科医師に相談しましょう。
またクリーニング後は、歯茎が一時的に過敏になることもあり、特に冷たいものや熱いものはしみやすくなります。
こちらもあまりに症状がひどい場合は、歯科医師に相談して指示を仰ぐことをおすすめします。
歯のクリーニングを行う際には、必ず自宅でのセルフケアと併用する形にしなければいけません。
なぜなら、クリーニングはブラッシングの代わりになるものではないからです。
クリーニングの目的は、あくまで自宅では取り切れないプラークや歯石を除去することです。
そのため、クリーニングを受ければブラッシングをしなくても良いというわけではありません。
日頃のブラッシングやデンタルフロス、歯間ブラシなどによるケアと併用して初めて、虫歯や歯周病などの疾患を予防することができます。
歯科クリニックで取り扱う予防歯科治療は、患者さんの口内トラブルを防ぐためには必要不可欠なものです。
クリーニングも当然その一つですが、クリーニングを行うことによって生じる問題あるため、事前に把握しておきましょう。
またクリーニングさえ受けていれば、虫歯や歯周病にかかることはないという認識は大間違いです。
あくまで、予防歯科治療はサポートだと考えておきましょう。