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顎関節や、それを動かしている筋肉に痛み、動きの制限が出るのが顎関節症です。
こちらは、一時的な症状であるケースも多いですが、場合によっては難治化し、放置していると他の病気にもつながりやすいと言われています。
今回は、顎関節症がうつ病につながる理由を中心に解説します。
頭蓋骨は、大まかにわけて23個の骨が組み合わさって構成されています。
こちらは、ガッチリと組み合わされて動かないように見えますが、実は頭蓋骨を通る脳脊髄液などの動きにあわせて膨らんだり、縮んだりしています。
また、顎関節症で顎関節に過度な力が加わると、顎関節とつながる頭蓋骨にも力がかかり、頭蓋骨の正常な動きを阻害し、歪みが生じることがあります。
さらに、こちらの歪みにより、頭蓋骨内の環境悪化、脳機能の低下、正常な思考の働きの妨げといった作用が生まれ、物事をネガティブに考えやすくなり、結果的にうつ病を引き起こすことが考えられます。
顎関節症を発症すると、主に口周辺にさまざまな問題が発生します。
例えば、以下のような問題です。
・口の開閉時に音がする
・噛み合わせに違和感が出る
・咀嚼がしにくい
・顎が疲れる
・口を大きく開けられない
・顔や歪む など
これらの問題は、日々の生活において大きなストレスとなり、徐々に疲れが出やすい身体をつくっていきます。
また、ストレスが溜まることにより、不眠症や自律神経の乱れが起こり、間接的にうつ病を引き起こしてしまうというケースもあります。
顎関節症によってうつ病を発症させないためには、まず顎関節症自体を予防することが大切です。
顎関節症の原因としては、習慣や癖が大きく関係しています。
例えば、ものを食べるときに片方の顎ばかり使う方、頬杖をつく方などは、顎関節症になりやすいとされています。
他にも、顎と肩でスマートフォンを挟む癖、うつ伏せで寝る癖などがある方も、顎関節症のリスクが高まります。
そのため、このような習慣はできる限り治していくことが大切です。
また、ストレスを強く感じている方は、筋肉に力が入りやすく、無意識のうちに歯を食いしばっていることがあります。
こちらが顎の負担となり、顎関節症の原因になることも考えられるため、注意してください。
ここまで、顎関節症がうつ病につながる理由を中心に解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
顎関節症は、単純に顎がズキズキ痛むというだけでなく、生活において不便なことが続々と現れる症状です。
また、放置すると、顎関節症をはじめとした合併症の危険性もあるため、違和感があれば早めに歯科クリニックに相談してください。