ブログ
Blog

Blog
早く寝なければいけないにもかかわらず、ついつい夜更かししてしまうという方は少なくないでしょう。
また一度夜更かしが習慣化してしまうと、規則正しい生活に戻すまでにはある程度時間がかかります。
さらに、夜更かしは歯周病のリスクも高めるとされています。
今回はこちらの内容を中心に解説します。
睡眠不足や不規則な生活は、身体の免疫力を低下させます。
免疫力が落ちると、歯周病の原因となる細菌に対する抵抗力が弱まり、歯茎の炎症が起きやすくなったり歯周病が進行しやすくなったりします。
また睡眠不足やストレスによって自律神経が乱れると、唾液の分泌量が減少しやすくなります。
唾液には口の中を洗い流す自浄作用や、細菌の繁殖を抑える働きがあるため、減少すると口内が乾燥して細菌が繁殖しやすい環境がつくられます。
つまり、歯周病や虫歯のリスクが高まるということです。
さらに、夜更かしをすると歯ぎしりや食いしばりの頻度が増えることがあります。
こちらは、歯や歯茎に過剰な負担がかかることにつながります。
ちなみに夜更かしは、夕食や間食の時間が遅くなることとも関連していて、これも歯周病や虫歯のリスクを高める要因になります。
夜更かしをすることにより、口内炎の発症リスクが高まることがあります。
睡眠不足は身体の修復機能を低下させるため、口内の粘膜が十分に再生されず、口内炎ができやすくなったり治りにくくなったりします。
また口内環境以外のデメリットとしては、生活習慣病のリスクが増加することも挙げられます。
長期的な睡眠不足は、糖尿病や高血圧、心血管疾患などのリスクを高めることで知られています。
これらの疾患は、いずれも歯周病との関連性が深いものです。
さらに、睡眠不足は食欲を調整するホルモンのバランスを崩し、食欲増進につながりやすくなります。
場合によっては、就寝直前に食事を摂り、ブラッシングをしないケースも増えてしまい、こちらは当然歯周病のリスクを高めます。
ちなみに睡眠中に分泌される成長ホルモンは、肌のターンオーバーを促すため、睡眠不足になると肌の回復が遅れて老化が進みます。
どうしても夜更かしをしてしまうという方は、寝る直前のブルーライトを避けたり、カフェインやアルコールを控えたりといった工夫が必要です。
また日中には適度に運動し、寝室の環境にも気を遣わなければいけません。
冒頭で触れたように、一度乱れた生活習慣はなかなか元には戻りません。
歯周病をはじめとする疾患のリスクを少しでも減らすために、規則正しい生活を心掛けましょう。