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歯ぎしりや食いしばりは、歯や顎に強い負荷をかける行動であり、放置していると顎関節症を引き起こす可能性があります。
そのため、基本的には早急に治療することが望ましいです。
また歯ぎしりや食いしばりの意外な原因として、普段寝るときに使用する枕が挙げられます。
今回はこちらの関係を中心に解説します。
使用している枕が高すぎる場合、寝ている間に首がうつむくような姿勢を引き起こします。
これにより、顎が胸の方に押し付けられ、無意識に奥歯を強く噛みしめる状態になりやすいです。
また高すぎる枕で首が前屈すると気道が狭くなり、呼吸がしづらくなります。
呼吸が浅くなると、睡眠の質が低下し、ストレスや緊張が高まることで、歯ぎしりや食いしばりにつながることがあります。
さらに、不適切な枕は頭と首をうまく支えることができず、顎関節に余計な負担をかけることが考えられます。
顎関節へのストレスは、睡眠の質の低下と同じくストレスにつながり、歯ぎしりや食いしばりを引き起こします。
ちなみに枕を使用せずに寝ることも、首の筋肉が緊張し、無意識のうちに歯を食いしばってしまう原因になります。
歯ぎしりや食いしばりを改善するには、自身に合った枕を選ぶことが大切です。
高さについては、仰向けで寝たときに、背骨から首筋にかけて緩やかなS字カーブを描ける高さがベストです。
また硬さに関しては、体格や筋肉量に応じて、頭を支えるのに十分な硬さの枕を選びます。
体重が重めで筋肉質の方は高反発で硬め、体重が軽めで筋肉量が少ない方は、低反発でやわらかめの枕がおすすめです。
自身に向いている枕がなかなか見つからないという場合、オーダーメイドの枕をつくってもらうことも検討しましょう。
オーダーメイドであれば、一人ひとりの体格や寝る時の姿勢に合わせて高さや硬さを調整できます。
そのため、正しい姿勢を維持しやすく、首や顎への負担も減らせます。
興味がある方は、近隣のオーダーメイド枕専門店をぜひチェックしてみてください。
枕に対して特にこだわりがないという方も多いかと思いますが、歯ぎしりや食いしばりがある方は一度使用しているものについて確認すべきです。
枕が適切なものでないと、歯ぎしりや食いしばりの症状はどんどん悪化する可能性があります。
また合わない枕は寝違えや頭痛、いびきなどを引き起こす可能性も高いため、さまざまなタイプを使用してみることが大切です。