ブログ
Blog
Blog
虫歯を徹底的に予防するには、さまざまな食品をバランス良く摂取することが大切です。
ここでいう食品には野菜や果物などの他、肉や魚などの動物性食品も含まれています。
また虫歯予防と相性が良い魚の一つに、イワシが挙げられます。
今回は、イワシが持つ虫歯予防効果を中心に解説します。
イワシはニシン目に属する魚です。
背が青色で腹が銀色の体色を持ち、群れをつくって回遊するのが特徴です。
日本では古くから代表的な魚の一つとしてよく食べられていて、食べ方には塩焼きや干物、刺身などさまざまなものがあります。
また日本で一般的にイワシとよばれるものは、身体に斑点があるマイワシです。
ちなみにアンチョビやオイルサーディンといった加工品によく使用されるのは、カタクチイワシという種類で、世界のカタクチイワシの漁獲量は他の魚種より多いです。
イワシは歯の再石灰化を促進する効果があります。
こちらは歯の主成分であるカルシウムを豊富に含むからであり、歯の再石灰化をサポートするビタミンDも含まれているため、効率的にカルシウムを吸収できます。
またイワシは火を通すと食感が硬めになり、よく噛んで食べることで唾液の分泌量が増加します。
唾液は虫歯の原因菌を洗い流したり、抗菌作用を発揮したりしてくれます、
ちなみにイワシに多いDHAやEPAといったオメガ3脂肪酸には、歯周病の原因菌の増殖を抑える働きや、歯茎の炎症を軽減する作用があるとされています。
つまりイワシを摂取することで、虫歯と歯周病を同時に予防できるということです。
虫歯予防の一環としてイワシを摂取する場合、刺身や干物、塩焼きなどなるべくシンプルな味付けのものを選ぶようにしましょう。
市販のイワシの缶詰や佃煮、味付け煮干しなどは、砂糖や他の調味料が多く使用されていることがあります。
またイワシを含む魚介類は、食物連鎖を通じて微量の水銀や有機フッ素化合物といった有害物質を蓄積している可能性があります。
イワシは比較的食物連鎖の下位にいるため、これらの蓄積量は少ないとされていますが、過剰摂取は禁物です。
イワシは魚類の中でも比較的安価であり、スーパーなどでも簡単に購入できます。
そのため、継続しなければいけない虫歯予防のために摂取する食品としては、非常に向いていると言えます。
ただし、イワシを使った加工品ばかり摂取したり、イワシの摂取量が多くなりすぎたりしないように注意が必要です。
また総合的な虫歯予防のためには、他の魚を含む食品も摂取することが望ましいです。