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虫歯を発症している場合、食事にはさまざまな悪影響が出ます。
例えば痛みで硬いものなどを噛めないのはもちろん、穴が開いた部分に食べカスが詰まりやすくなることもあります。
また虫歯があることで、普段よりも食事がまずく感じることも考えられます。
今回はこちらの原因を中心に解説します。
冒頭でも触れたように、虫歯が進行すると歯に穴が開き、その部分に食べカスが溜まりやすくなります。
またこのとき溜まった食べカスは、虫歯菌によって分解・腐敗し、嫌なニオイや変な味の原因になります。
例えば生ゴミのようなニオイや味がする場合、腐敗した食べカスが原因です。
さらに食べ物のタンパク質や歯の神経などが分解されると、腐ったゆで卵のようなニオイや味が口内に充満することも考えられます。
ちなみに、虫歯菌や歯周病菌が増殖すると、口内で異常な代謝物が生み出されます。
こちらは口内の苦みなど、不快な味につながることがあります。
虫歯が重度にまで進行している場合、大きく噛み合わせが変化することがあります。
特に虫歯で歯の大部分を失ってしまった方などは、その傾向が顕著に現れます。
また歯のほとんどを失って噛み合わせが悪くなった場合、食べ物の味が感じにくくなったり、味覚が変わったりすることがあります。
こちらは、咀嚼が満足にできないことや、口内の環境が悪化したりすることが原因です。
虫歯が原因で不快な味がしている場合、根本的な解決のためには歯科クリニックでの治療が必要です。
進行した虫歯は、放置していても自然に治ることがありません。
また歯科クリニックでは、過去に虫歯治療を受けた部分もチェックしてもらうことをおすすめします。
詰め物や被せ物が劣化すると、金属イオンが溶け出し、口内に金属のような苦い味を感じることがあります。
もちろん、歯科クリニックでの治療だけでなく、セルフケアも大切です。
毎日のブラッシングを丁寧に行い、食べカスが残らないようにすれば、不快な味は軽減されます。
特に、奥歯の溝や歯と歯茎の間は念入りに磨きましょう。
虫歯は百害あって一利なしの疾患であり、発症すると食事におけるマイナスな影響が多々現れます。
美味しいものを食べたときの幸福度は、人が日常で感じる幸せの中でもかなり高いとされているため、満足に食事ができる環境を整えるのは大事なことです。
もちろん、そのためには正しい知識を持ち、適切なセルフケアを行うことが大切です。
セルフケアの知識については、歯科クリニックで得ることができます。