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バナナは東南アジア原産の果物で、日本で食べられるもののほとんどはフィリピンなどから輸入された生食用です。
また毎日バナナを食べているという方も多いかと思いますが、こちらには虫歯予防効果はあるのでしょうか?
今回は、虫歯予防としてバナナを摂取するメリット・デメリットを中心に解説します。
バナナには、虫歯予防に効果的なビタミン類が多く含まれています。
特筆すべきはビタミンCで、こちらは歯の象牙質を作る材料になります。
その他、バナナに含まれるビタミンB群には、口内の細胞の健康を保ち、口内トラブルを予防する効果もあります。
またバナナに含まれる果糖は、虫歯菌の栄養源になりにくい糖分です。
そのため、非常に甘い果実として有名ではあるものの、糖分によって極端に虫歯のリスクが高まるというわけではありません。
ちなみに、バナナは酸でエナメル質が溶けるリスクも少ないとされています。
バナナには糖分だけでなく、歯に粘り強く付着しやすいデンプンも含まれています。
そのため、糖分自体の虫歯リスクはそこまで高くないものの、デンプンの作用によって多少虫歯のリスクが上がっていることは事実です。
またバナナは非常にやわらかい食感であり、歯と歯茎の間に入り込んで口の中にとどまりやすいです。
こちらは磨き残しを誘発し、虫歯のリスクを高める原因の一つです。
さらに、バナナのデンプンは口内で酸に変わるため、摂取しすぎると虫歯菌が活性化しやすい環境がつくられてしまいます。
虫歯予防の一環としてバナナを摂取するのであれば、一度に大量に食べないことをおすすめします。
特に食後すぐブラッシングができない場合は、食べるのを避けるか、もしくはイチゴやリンゴなど他の果物を食べることも検討しましょう。
またバナナを食べた後は、速やかにブラッシングを行い、口内を清潔に保つことが重要です。
ちなみにバナナの栄養素を効率的に摂取するためには、運動前後や朝の時間帯などに食べることが望ましいです。
バナナは栄養価が高く、なおかつ皮を剥くだけで簡単に摂取できます。
またスーパーなどでも必ずと言って良いほど売られていて、そこまで高級ではないため、虫歯予防の一環としては継続して摂取しやすいです。
しかし虫歯のリスクを高める要素があるのも事実なため、適度な摂取量を守ったり、ヨーグルトなどとあわせて食べたりといった工夫が必要になります。