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子どもが歯科クリニックで治療を受けるとき、親御さんが付き添うケースは多いです。
場合によっては、待合室で待つのではなく、子どもと一緒に診察室の中に入って虫歯治療を見守ることもあります。
今回は、このとき親御さんが子どもにかけてはいけない言葉について解説します。
子どもは虫歯治療を受けるとき、痛がる表情や仕草を見せることも多いです。
しかしこのとき、親御さんは「痛くないよ」などと子どもの声を否定するような言葉をかけてはいけません。
このような声かけをすると、子どもは“痛い”という言葉だけが頭に残り、虫歯治療に苦手意識を持ってしまうかもしれません。
また同じように「我慢して」などと声をかけた場合も、子どもにとって虫歯治療は“我慢しなければいけないもの”というマイナスなイメージになってしまいます。
そのため、できれば「頑張っているね」「すごいね」といったポジティブな言葉をかけるようにしましょう。
子どもの虫歯治療に付き添う際、親御さんは安易に「すぐ終わるから」という言葉を使わないようにしましょう。
実際治療時間が10分、15分程度であっても、それが子どもにとっては非常に長く感じるかもしれません。
また、例えば子どもが自分の中で“すぐ”という時間を1分に置き換えた場合、そこから10分以上も治療をされると非常につらい思いをします。
そのため治療にかかる時間については、すべての声かけを歯科医師に任せ、親御さんは言及しないことをおすすめします。
歯科クリニックで虫歯治療を終えた子どもに対し、「嫌だったね」「ごめんね」といった声をかける親御さんは多いです。
しかし、こちらは決して良い言葉ではありません。
確かに子どもにとって虫歯治療は嫌なものかもしれませんが、このときは「頑張ったね」と声をかけてあげるのが正解です。
「嫌だったね」などと声をかけると、子どもは“虫歯治療=嫌なもの”という風に覚えてしまいます。
そして何より、虫歯治療を行っている歯科医師を申し訳ない気持ちにさせてしまうことも考えられます。
最初から虫歯治療が得意な子どもなど、基本的には存在しません。
初めての治療では、泣いたり暴れたりしてしまい、なかなか治療が進まないものです。
そのため、診察室まで付き添う親御さんも多いかと思いますが、決して虫歯治療を行うにあたってマイナスになる声かけをしてはいけません。
あくまでポジティブな言葉をかけながら、円滑に治療が完了するように努める必要があります。