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矯正治療は、矯正装置によって歯を移動させたら完了するというわけではありません。
歯を理想の位置に動かした後は、リテーナーという装置をある程度の期間装着し、その位置で歯を固定しなければいけません。
今回は、矯正装置後に使用するリテーナーの装着におけるポイントを解説します。
マウスピースタイプのリテーナーは、まず装着する前に石鹸で手をキレイに洗い、清潔な状態にします。
またブラッシングを行い、口の中の食べカスや汚れをキレイに取り除くことも大切です。
またマウスピース型のリテーナーを装着する際は、リテーナーを歯に合わせ、前歯の部分に軽く押し込みます。
前歯が定位置にはまったことを確認したら、左右の奥歯の部分を指でゆっくりと押し、カチッとはまるまで均等に力を加えるのがポイントです。
ちなみにリテーナーがしっかり装着されていない状態で無理に噛み締めると、破損する原因となるため、絶対に控えましょう。
ワイヤープレート型リテーナーは、歯の表側をワイヤーで囲み、裏側をプラスチックのプレートで支える構造のリテーナーです。
こちらを装着するときも、まずはしっかりと手を洗い、歯をキレイにしなければいけません。
またリテーナーを口に入れるときは、マウスピース型とは違い、まず左右の奥歯の金属部分をゆっくりと歯に被せます。
その後、前歯のワイヤー部分を指で歯列に沿って優しく押し込みます。
このとき、ワイヤーを無理に曲げたり、強い力を加えたりしないように注意しましょう。
さらに、奥歯と前歯が定位置にはまったら、リテーナー全体をゆっくりと押し込み、歯列に密着させます。
矯正治療の直後は、特に歯並びが元に戻りやすい時期です。
そのため、食事とブラッシングのとき以外、1日20時間はリテーナーを装着することが推奨されます。
またリテーナーの取り外しは必ず両手で行い、左右均等に力を加えることで、変形や破損を防げます。
もちろん装着時に痛みがあるなど、リテーナーに違和感がある場合は、すぐに歯科クリニックン相談してください。
矯正治療では、歯を動かす工程も重要ですが、その移動させた歯をしっかり固定することが大切です。
せっかく理想の歯並びを手に入れたにもかかわらず、すぐに後戻りが発生すると、矯正治療からやり直さなければいけないこともあります。
またリテーナーは、矯正装置と同じくらいの期間装着しなければいけないため、装着のポイントは必ず押さえておかなければいけません。