東松山かさはら歯科

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【東松山の歯医者・矯正歯科】矯正治療を中断せざるを得ない理由

一度矯正治療を始めた方は、しっかり歯並びをキレイにしてから固定するまで、原則中断することができません。
途中でやめてしまうと、さまざまなデメリットが生じるからです。
しかし、どうしても中断を避けられないというケースもあります。
今回はそちらの内容を中心に解説します。

矯正治療を中断するデメリット

途中で矯正治療をやめてしまうと、後戻りや治療計画のずれなどにつながります。

矯正装置を装着している間は、歯の歯根膜という組織の働きにより、少しずつ歯が移動していきます。
しかし、矯正装置を外すと当然移動はストップし、動かしていた歯が少しずつ元の位置に戻ろうとします。
このとき、場合によっては治療前より歯並びが悪くなることもあります。

また治療計画にズレが生じ、再開するにしても再度検査が必要になったり、治療期間が長引いたりする可能性があります。

矯正治療を中断せざるを得ない理由

原則矯正治療は最後までやり切らなければいけないものですが、中には継続が困難になるケースもあります。
例えば病気やケガをしたとき、どうしても痛みや不快感が強いときなどです。

矯正治療中に病気になったり、不慮の事故でケガをしたりした場合、入院しなければいけないこともあります。
その結果、歯科クリニックに通えなくなり、計画通りに治療が進まなくなるおそれがあります。

また矯正治療に伴う装置の痛み、マウスピースの装着による嘔吐反射などがひどい場合も、そのまま治療を継続するのは難しいでしょう。

事前に避けられる矯正治療の中断理由

急な病気やケガによる入院、矯正装置の不適合などについては、なかなか事前に対策を取るのが難しいです。
しかし転居や出産、モチベーションの低下による中断は、あらかじめ避けられる可能性があります。

転居をすると歯科クリニックへの通院が難しくなり、矯正治療の計画が狂うため、転居を控えているタイミングで治療を開始するのは控えましょう。
出産も同じく、妊娠している時点で矯正治療を始めるべきではありません。

さらに矯正装置をやり遂げる覚悟を十分に持って開始すれば、モチベーションの低下による中断も防ぎやすくなります。

まとめ

他の歯科治療に比べて、矯正治療は非常に長期間に及びます。
そのため、環境や気持ちを整理しておかなければ、最後まで問題なく完了させるのは難しいです。
またどうしても避けられない中断は仕方ありませんが、患者さんの都合で中断することは避けなければいけません。
一度治療計画が狂うと、今後の矯正治療や歯列に大きな悪影響を及ぼす可能性があります。

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