東松山かさはら歯科

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【東松山の歯医者・矯正歯科】矯正治療の時間が長くなる意外な原因

矯正治療はある程度時間がかかるものですが、しっかり医師の指示通り行えば、当初のスケジュールで完了させられる可能性が高いです。
しかし途中で虫歯ができたり、装置が壊れたりすると、治療計画は狂ってしまいます。
また、他にも意外な原因で治療期間が長引くことがあります。
今回はこちらの内容について解説します。

骨や歯の状態

患者さんの顎の骨や歯の状態に問題があると、矯正治療は思いの外時間がかかります。

具体的には顎の骨が硬い場合や、歯の移動に必要なスペースが不足している場合、埋伏歯があるといった問題です。

またアンキローシスが起こることも、矯正治療を長引かせてしまう原因の一つです。

アンキローシスは、顎の骨と歯が直接結合してしまう状態です。
通常は、歯が歯根膜というクッションのような組織を介して骨とつながっていますが、アンキローシスでは歯根膜が失われています。
歯根膜がなければ、矯正治療で歯を動かすことが困難になります。

ちなみにアンキローシスは、転倒や事故などによる外傷、虫歯や歯周病などによる炎症が原因で生じます。

加齢

患者さんは年齢を重ねるにつれて、少しずつ歯の移動が遅くなる傾向にあります。
そのため、高齢で矯正治療を開始した場合、なかなか治療が進まないことが考えられます。

もちろん、歯科医師はこのような傾向を把握しているため、前もって年齢に応じた治療計画が立てられます。
しかし、こちらは患者さんにとって非常に長く感じる可能性があります。

高齢から矯正治療を始めるのであれば、ある程度治療期間が長くなることを理解し、根気強く取り組むことが大切です。

患者さんの協力不足

患者さんの協力不足も、矯正治療の時間が長くなる原因の一つです。

例えばメンテナンスのための通院を怠ったり、指示された装置を正しく装着しなかったりした場合、なかなか治療は進みません。
またブラッシングを怠ることも、虫歯や歯周病を誘発し、矯正治療のスケジュールを乱してしまう可能性があります。

さらに無意識であっても、舌癖や頬杖など、矯正治療に悪影響を与える癖がある場合、自分自身で矯正期間を延ばしてしまうことになります。

まとめ

矯正治療は、歯を理想の位置に移動させるために、ある程度生活に制約が出ることを我慢しながら受けるものです。
そのため、できる限り当初の予定通り治療が完了するに越したことはありません。
しかし、患者さんの状態や矯正治療中の行動によっては、いつまで経っても治療が終わらない可能性があります。
こちらは非常に大きなストレスを伴うため、注意してください。

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