東松山かさはら歯科

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【東松山の歯医者・矯正歯科】歯並びと知覚過敏の関係性について

知覚過敏は歯が外部からの刺激に対して過敏になり、熱いものや冷たいものを食べたとき、ブラッシングをしたときなどにズキッとした痛みを伴うものです。
また知覚過敏は、歯並びと深い関係があることで知られています。
今回は、具体的にどのような関係性があるのかについて解説します。

歯並びと知覚過敏の関係性

歯並びが良くない方は、特定の歯に過剰な咬合力がかかります。
これにより、歯の表面を覆うエナメル質が摩耗し、内側の象牙質が露出することで知覚過敏が引き起こされることがあります。

また不適切な噛み合わせやブラッシング圧などによって歯茎が下がると、歯の根元にある象牙質が露出し、知覚過敏が起こりやすくなります。

さらに、歯並びの悪さは歯ぎしりや食いしばりを誘発させることがあります。
これらの癖による強い力も、エナメル質の摩耗や歯肉退縮の原因になります。

ちなみに、歯並びが悪いとブラッシングがしにくく、磨き残しが増えることで虫歯や歯周病のリスクが高まります。
虫歯や歯周病も、知覚過敏と同様の症状を引き起こすことがあります。

矯正治療と知覚過敏の関係性

矯正治療中に歯が移動するときや、矯正装置による刺激で一時的に知覚過敏になることがあります。
こちらは通常数日~2週間程度で改善することが多いですが、ある程度日常生活には支障が出ます。

特に、歯を大きく移動させるケースに向いているワイヤー矯正などでは、知覚過敏の症状は顕著に現れる可能性が高いです。
逆にそこまで歯を移動させないマウスピース矯正などの場合、知覚過敏のリスクはある程度軽減されます。

歯並びによる知覚過敏の対策

矯正治療中にも知覚過敏の症状が出ることはありますが、歯列不正による知覚過敏は歯並びを改善しなければ治りません。
そのため、まずは歯科クリニックに相談し、適切な診断を受けることが大切です。

また知覚過敏用の歯磨き粉を使用したり、正しいブラッシング法で過度な力をかけないようにしたりすることも効果的です。

さらに、歯ぎしりや食いしばりがある場合は、就寝時にナイトガードと呼ばれるマウスピースを装着するなどの対策が有効です。

まとめ

歯並びが良くないことの弊害としては、見た目が悪くなることやブラッシングがしにくくなることなどが挙げられます。
また本記事で解説したように、知覚過敏の症状まで出てしまうと、デメリットはかなり大きくなります。
矯正治療は大掛かりな治療であり、完了するまでには数年間かかりますが、少しでも上記のような弊害をなくしたいという場合は矯正することも検討しましょう。

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