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世の中には、歯並びが良いとされている方、良くないとされている方がいます。
歯並びが良ければ、当然美しい印象の口元になり、ときには人間関係の場などで有利になることもあります。
では、“歯並びが良い”ということにはどのような基準があるのでしょうか?
今回は、一般的な基準について解説します。
歯並びが良い方は、上下の前歯の中心線である正中線が、顔の真ん中のラインと一致しています。
つまり歯並びが左右にずれていないということです。
また歯の形や大きさ、位置が左右対称にならんでいることや、歯がデコボコしたり重なったりせず、U字型のキレイなアーチを描いていることも良い歯並びの基準の一つです。
さらに歯と歯の間に余分な隙間がなく、Eラインに対し唇が触れないかもしくは少し後ろに位置している方も、歯並びが良いとされます。
ちなみにEラインとは、鼻の先端を顎の先端を結ぶ線であり、横顔の美しさの基準となるものです。
単純に見た目がキレイなだけでは、本当に歯並びが良いとは言えません。
適度な被さりや奥歯の適合、咀嚼・発音・清掃のしやすさについても持ち合わせていて初めて良い歯並びと言えます。
適切な被さりとは、噛み合わせたときに上の前歯が下の前歯を2~3mm程度覆っている状態を指しています。
また奥歯がしっかりと噛み合い、上下の隙間がないことも望ましいです。
さらに食べ物を効率的に噛み砕くことができ、発音に問題がなく、ブラッシングがしやすく清潔な状態を保てることも、歯並びが良いことの基準です。
逆に歯並びが悪いとされる基準は、見た目の問題だけでなく、咀嚼や清掃、発音や顎関節への影響といった機能的な問題に基づいています。
例えば歯が重なり合ってデコボコに生えている叢生、上の前歯や上顎全体が前に出ている上顎前突などの方は、歯並びが悪いということになります。
特に骨格の問題に起因して起こる歯並びの悪さは、通常の矯正治療を行ってもなかなか改善できません。
根本的に改善したい場合は、歯科クリニックではなく病院などで大掛かりな外科治療を受けなければいけないこともあります。
歯並びが良ければ、口周りの見た目はとても良くなりますし、食事や発音などにおいて不便さを感じることもありません。
逆に歯並びが悪いと、見た目がコンプレックスになったり、満足な食事や会話ができなかったりすることが考えられます。
また悪い歯並びは虫歯や歯周病のリスクも高めるため、なるべく早く矯正治療を受けることをおすすめします。