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子どもの乳歯は、生え変わりの時期になるとグラグラし始め、ある日急にポロッと抜け落ちるケースが多いです。
また親御さんは、乳歯が抜けた後のケアをしっかり行ってあげなければいけません。
今回は、乳歯が抜けた後の対応や食事・生活の注意点、保管や処分などについて解説します。
子どもの乳歯が抜け落ちたとき、出血している場合は、清潔なガーゼやティッシュペーパーを丸めて歯が抜けた穴に当て、5分ほどしっかり噛ませて圧迫止血を行います。
ほとんどの場合、これで血は止まります。
また止血後は、ぬるま湯で優しくうがいをさせましょう。
強くブクブクとうがいをすると、傷口を塞ぐ血の塊が取れてしまい、再び出血する原因になります。
さらに、抜けた部分の歯茎は敏感になっています。
そのため、ブラッシングの際は傷口が歯ブラシに触れないように周りの歯を丁寧に磨き、口の中を清潔に保ってあげましょう。
乳歯が抜けた直後は歯茎が敏感であるため、刺激の強い食事は避けましょう。
具体的には極端に硬いものや熱いもの、酸味や辛味の強いものを避けるべきです。
また自然に乳歯が抜け落ちた場合であっても、抜歯後は体温が上がって血流が良くなり、再出血や痛みの原因になることがあります。
そのため、激しい運動や長時間の入浴は2~3日程度控えましょう。
入浴については、お湯を張った湯船に浸からず、シャワーで身体を洗い流すのが理想的です。
ちなみに歯が抜けた後出血が止まらない場合や、痛みや腫れが続く場合は、歯科クリニックの受診をおすすめします。
抜けるのが早すぎるまたは遅すぎる場合も、歯科クリニックで口内をチェックしてもらうべきだと言えます。
抜け落ちた子どもの乳歯は、自宅で保管したり、昔からの風習に従って処分したりします。
保管する場合は、キレイに歯を洗って消毒・乾燥させてから、専用のケースで保管するのが望ましいです。
抜けた歯にはタンパク質や唾液が付着しているため、そのまま保管すると状態が悪くなる恐れがあります。
また風習に従う場合、上の歯は縁の下、下の歯は屋根に投げるという方法で処分します。
子どもの乳歯が抜けた後のケアについては、子ども自身ではなく親御さんが行うものです。
そのため、生え変わりが見られる年齢に差し掛かる前に、ポイントを押さえておくべきだと言えます。
もちろん、心配な点があれば、歯が抜け落ちる前に歯科クリニックに相談するのも一つの手です。
子どもの定期検診のついでに、生え変わりについて質問しておきましょう。