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子どものフッ素塗布は、歯科医師や歯科衛生士が高濃度のフッ化物を子どもの歯に塗布する虫歯予防法です。
こちらの施術を受けることにより、虫歯になりやすい子どもの歯を守ります。
しかし、フッ素塗布の処置を行う際は、ある程度の時間がかかります。
今回はこちらの主な理由について解説します。
フッ素塗布の処置に時間がかかる理由としては、説明や準備の時間を確保しなければいけないことが挙げられます。
施術前には、フッ素の効果や塗布後の注意点などについて、親御さんに説明が行われます。
来院していきなり施術に取りかかるわけではありません。
また施術を行うにあたっては、子どもの口内の虫歯の有無などをチェックし、そのままフッ素塗布を行うのに相応しい状態かを確認します。
さらに、フッ素を効果的に浸透させるために、歯の表面をキレイに清掃する作業も行います。
そのため、どうしてもある程度は時間がかかってしまいます。
フッ素塗布の時間がある程度かかる理由としては、子どもの動揺に配慮しなければいけないことも挙げられます。
もちろん、一切緊張せず落ち着いて施術を受けてくれる子どもであれば問題ありませんが、このようなケースはごく稀です。
実際は歯科クリニックを怖がる子どもも多いため、歯科医師は不安を和らげる声掛けや説明の時間を使います。
また嫌がって口を開けない子どもや動き回る子どもに関しては、安全かつ確実に塗布するための体勢を保つ工夫が必要です。
こちらの時間がかかれば、当然その分フッ素塗布の処置にかかる時間も長くなります。
子どものフッ素塗布を行った後は、ある程度の時間食事を摂ってはいけません。
具体的には、施術後30分程度、何も口に入れないように指示されることが多いです。
塗布後すぐに飲食をしてしまうと、フッ素が流れて効果が薄れます。
またこちらは飲食だけでなく、当然うがいやブラッシングなどにも言えることです。
もし子どもが「お腹が空いた」などとぐずってしまっても、それを制止するのは親御さんの役割です。
子どものフッ素塗布はそこまで拘束時間が長いわけではありませんが、丁寧な説明と準備、子どもへの配慮が必要なため、ある程度は時間を要します。
そのため、施術を受ける子どもと同伴する親御さんは、時間に余裕を持って施術のスケジュールを組みましょう。
またフッ素の効果をできるだけ長く維持するために、施術直後の飲食やうがいなどのルールについても、きっちり守らなければいけません。