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【東松山の歯医者・口腔外科】抜歯後に患部を冷やすことのメリット・デメリット

親知らずや埋伏歯など、歯茎や他の歯に影響を与えるケースでは、抜歯が選択されることがあります。
また抜歯後には、その影響がある程度口内に現れるものですが、対処法の一つに患部を冷やすことが挙げられます。
今回は、抜歯後に患部を冷やすことのメリット・デメリットについて解説します。

抜歯後に患部を冷やす方法

抜歯後に患部を冷やす際は、濡れタオルや冷却シートなどを使用します。

具体的には、抜歯した側の頬に、水道水で濡らしたタオルを当てたり、冷却シートを貼り付けたりします。

実際に痛みが出ているのは、抜歯を行った部分がある口内です。
しかし、口内を直接冷やすようなことはせず、あくまで頬の外側から冷やすことを忘れてはいけません。

頬の外側であっても、十分に口内の抜歯した箇所を冷やすことはできます。

抜歯後に患部を冷やすことのメリット

抜歯後に患部を冷やすメリットとしては、まず腫れや痛みを軽減できることが挙げられます。

どれだけキレイに抜歯ができたとしても、直後はある程度の痛みを伴うものです。
このとき冷やすことにより、血管が収縮して炎症が抑えられるため、腫れや痛みは引くことが期待できます。

また抜歯後は、患部周辺で出血が見られることもあります。
適切な方法で冷やすことで、こちらの出血も停まりやすくなります。

さらに冷却は過敏になっている神経を落ち着かせ、痛みを感じにくくしてくれる効果もあります。
つまり痛みが軽減されるだけでなく、多少痛みが残っていてもその影響を少なくしてくれるということです。

抜歯後に患部を冷やすことのデメリット

抜歯後に患部を冷やすことはメリットが大きいですが、方法を間違えると逆効果になることもあります。

例えば保冷剤や氷、キンキンに冷やしたタオルなどで長い時間冷やすと、傷口が奥に溜まっている血液が固まってしまいます。
こちらは、逆に腫れが引かなくなる原因になります。

また急激に冷やしすぎると、血行が悪化して内出血が起こり、見た目が悪くなってしまいます。

これらの理由から、もう少し冷たさを感じたい場合であっても、濡れタオルや冷却シート以外は使用しないことをおすすめします。

まとめ

抜歯=冷やすというイメージが強い方も多いですが、実際はとにかく冷やせば良いというわけではありません。
わずかにひんやりする程度でも、十分痛みや腫れの軽減効果は得ることができます。
そのため、早く抜歯後の症状を改善させたいからといって、保冷剤や氷など冷たすぎるものは使用しないようにしましょう。
また冷やすときの細かいポイントについては、歯科医師にも質問しておくべきです。

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