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【東松山の歯医者・予防歯科】虫歯予防として果物を摂ることにデメリットはある?

虫歯予防を行うにあたって、さまざまな食材から豊富な栄養素を摂取するのはとても大事なことです。
特に摂取するのが好ましいものとしては、野菜や果物など、栄養価が高く素材の味を楽しめる食材が挙げられます。
では、虫歯予防として果物を摂取することについて、デメリットはあるのでしょうか?

虫歯、酸蝕症のリスク

果物は虫歯予防に効果的なビタミンなどが含まれていますが、果物の甘みは果糖やブドウ糖などの糖分に由来するものです。
そのため、過剰に摂取すると虫歯菌のエサとなり、プラークの形成や酸の酸性を促す可能性があります。

中でもドライフルーツは、水分が抜けて糖分が凝縮されているため、歯にへばり付いたり、虫歯のリスクを高めたりします。

また果物に含まれるクエン酸などの酸は、歯の表面にあるエナメル質を溶かし、酸蝕症を引き起こすことが考えられます。
特にレモンやオレンジなど、酸味が強い果物には注意が必要です。

果物で歯がダメージを受けやすいタイミング

酸性の果物を食べた直後は、エナメル質が一時的にやわらかくなっています。
この状態でブラッシングをすると、歯が傷つきやすくなるため、食後30分ほど時間を空けてから磨くのが理想的です。

また間食として長時間にわたり果物を食べ続けると、口の中が酸性に傾いた状態が続き、歯の再石灰化が妨げられます。
再石灰化は、溶けたエナメル質を修復する働きであり、虫歯を予防するにあたっては必要不可欠なものです。

デメリットを減らすための対策

果物を食べた後は、すぐに口を水やお茶でゆすぐことにより、口内の酸性度を中和したり歯に付着した糖分を洗い流したりすることができます。

また果物は一度にたくさん食べるのではなく、適量を守るようにしましょう。
摂取するときは噛む回数を増やすことで唾液の分泌が促進され、唾液の持つ自浄作用や再石灰化作用が働きます。

もちろん、定期的なブラッシングと歯科クリニックでのメンテナンスも、果物による虫歯リスクを下げるために必要なことです。
ブラッシングでは、フッ素入りの歯磨き粉を使用することも有効です。

まとめ

虫歯を予防するためには果物の摂取が欠かせませんが、果物であれば一切虫歯になるリスクがないと考えるのは危険です。
果物にも糖分は含まれていますし、柑橘類などの酸性度が高い果物は歯へのダメージも大きくなりやすいため、注意が必要です。
もちろんケーキやチョコレートなどのお菓子と比べると、圧倒的に虫歯リスクは低いですが、毎日のブラッシングや定期検診は欠かさずに行うようにしましょう。

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