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ブラッシングを行う際、ほとんどの方は歯磨き粉を付けているかと思います。
しかし、多くの方は付けるのが当たり前だと考え、使用するメリット・デメリットまで深く考えないことが多いです。
では、歯磨き粉を付けて磨くことには、果たしてどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
歯磨き粉を一切使用せず、水で濡らしただけの歯ブラシでブラッシングする場合、歯の表面が削れる心配がありません。
歯磨き粉の中には、研磨剤が含まれているものがあります。
こちらは文字通り研磨するための物質であり、歯をキレイにできるものの、少なからずダメージを与えてしまいます。
一方、歯磨き粉を使わなければ、当然研磨剤の影響を受けることはありません。
また歯磨き粉を使用した場合、量が多すぎると必要以上に泡立つことがあります。
泡立ちが良ければ口内がスッキリしますが、汚れが見えにくくなり、磨き残しのリスクが高まります。
歯磨き粉なしの場合、しっかりと食べカスやプラークを視認しながら磨ける可能性が高いです。
さらに歯磨き粉を使用しないということは、単純にその分費用を節約できるということになります。
歯磨き粉は高級なものであれば1,000円以上するものもあるため、少しでも費用を抑えたいという方にとってはメリットです。
歯ブラシさえあればブラッシングをすることはできますが、歯磨き粉を一切使用しない場合は当然含有成分の効果を得られません。
ブラッシングにおいては、単純に汚れをしっかり取るだけでなく、薬用成分の効果によって口内環境を清潔にすることも大切です。
例えばフッ素はさまざまな虫歯予防効果を持つ成分ですが、水と歯ブラシだけで磨く場合はこちらの効果が一切得られないため、注意が必要です。
また歯磨き粉の中には、歯の表面を白くする成分が含まれるものもあります。
しかし、歯磨き粉を使わない場合はこちらの効果も得られないため、歯の黄ばみが気になる方にとってはデメリットです。
さらに、歯磨き粉の清涼感や香りによる爽快感も感じられないため、しっかり磨いても磨けた感覚は薄れる可能性があります。
歯磨き粉を使用するかどうかについては、ブラッシングをする本人がそれぞれのメリット・デメリットを天秤にかけて決定するしかありません。
しかし、虫歯予防の観点でいうと、やはりさまざまな薬用成分の効果を得られる歯磨き粉は使用すべきだと言えます。
使いすぎはかえってブラッシングの質を下げてしまいますが、適量であればより効率的に虫歯を予防できます。