ブログ
Blog
Blog
毎日の食事では肉や魚、野菜や果物などの食品をバランス良く摂取することが大切です。
こちらはさまざまな健康効果につながり、そのうちの一つに予防歯科効果が挙げられます。
また予防歯科効果を持つ食品として注目すべきものの一つに、キノコが挙げられます。
今回は、キノコが歯や歯茎に与えるメリットを中心に解説します。
キノコには豊富な栄養素が含まれていて、それらの中には予防歯科効果を発揮するものもあります。
例えばビタミンDはカルシウムの吸収を促し、骨や歯を丈夫にします。
キノコ類はビタミンDの前駆体であるエルゴステロールを多く含み、日光に当たることでこちらがビタミンDに変換されます。
また骨や歯の形成に不可欠なミネラルであるリン、免疫力を高め、虫歯菌や歯周病菌への対抗力がアップするβ-グルカンも含まれています。
ちなみにキノコの食物繊維は、噛む回数を増やし、唾液の分泌を促す効果があります。
唾液には歯の再石灰化を助け、虫歯を予防する効果が期待できます。
普段の食事で摂取しやすいキノコには、えのきやエリンギ、しめじやまいたけなどが挙げられます。
えのきはビタミンB1が豊富に含まれていて、こちらの栄養素は口内の健康維持に重要な役割を果たします。
特に口内炎の予防や疲労回復に効果があります。
またエリンギは食物繊維やカリウムが豊富で、カリウムは体内の塩分バランスを調整し、高血圧予防に役立ちます。
さらにしめじはβ-グルカンの含有量が多く、まいたけはビタミンDが多く含まれています。
もちろん、しいたけやマッシュルーム、きくらげなど他のキノコ類にも予防歯科効果はあります。
予防歯科の一環としてキノコを摂取する場合、調理法には注意しなければいけません。
具体的には、キノコに含まれる栄養素を逃がさないように、煮汁ごと食べられる調理法を選ぶと良いでしょう。
特にβ-グルカンは水溶性であるため、茹でるよりも炒め物やスープなどで食べる方が多く摂取できます。
ちなみにキノコ類にアレルギーを持つ方もいるため、初めて食べる場合は少量から試すようにしましょう。
キノコは非常に栄養価が高く、カロリーも低いです。
その上予防歯科効果もあるため、食事に採り入れない手はありません。
またキノコと一口にいっても、その種類は前述の通り多種多様です。
虫歯予防や歯周病予防の取り組みについては、基本的には永久的に行う必要があるため、キノコのように種類が豊富で飽きにくい食品を選ぶことは大切です。