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虫歯の根本的な原因は、歯に付着したプラークに含まれる虫歯菌です。
また発症の原因については1つしかありませんが、虫歯になりやすい環境が出来上がる原因は無数に存在します。
さらに虫歯は、一見関係なさそうな要素とも関係を持っていることがあります。
今回は、虫歯と身長の関係性について解説します。
特に子どもの成長期には、虫歯と身長が大きく関係するとされています。
低栄養状態は、身長の伸びを抑制するだけでなく、虫歯のリスクも高めます。
栄養が不足すると、口の中を自浄・殺菌する役割を持つ唾液の量や質が低下し、虫歯になりやすくなります。
また国立がん研究センターなどによる多目的コホート研究では、身長が低い方ほど歯の本数が少ない傾向があるという調査結果も紹介されています。
こちらは幼少期の低栄養状態が、その後の発育と歯の健康の両方に影響するためと考えられています。
身長を伸ばすために必要な成長ホルモンは、歯の成長にも関わっています。
成長ホルモンが不足している子ども、例えば成長ホルモン欠乏症などの子どもについては、永久歯が生えてくる時期が遅れる傾向があります。
また矯正治療などでは、身長の伸びが止まる時期を目安に、インプラントやブリッジなどの最終的な治療計画を立てることがあります。
これらは直接虫歯に関係しているわけではありませんが、例えば永久歯がいつまでも生えずに歯並びが悪くなったり、食べカスが詰まりやすくなったりすることは考えられます。
つまり、間接的な虫歯リスクの向上は起こり得るということです。
成長ホルモンは睡眠中に多く分泌されます。
そのため、夜更かしをして口内のケアを怠るような生活習慣は、成長の阻害と虫歯の増加を同時に招くリスクがあります。
また糖分の過剰摂取は虫歯を誘発するだけでなく、栄養バランスを崩して身長の伸びに必要な栄養素の摂取を妨げる可能性があります。
つまり“しっかり食べてしっかり寝る”という健康的な生活は、身長を伸ばし、なおかつ虫歯を予防する共通の基盤になるということです。
子どもは特に、虫歯と身長の関連性が高いと言えます。
虫歯になりやすい子どもは身長が伸びにくいですし、成長ホルモンと虫歯の関係も非常に強いです。
また大人に関しては、そこまで身長が大きく伸びるということはありませんが、過去の生活習慣や虫歯の傾向が慎重に反映されるケースがあります。
つまり幼少期のうちに、可能な限り虫歯治療を徹底するのが大事だということです。