東松山かさはら歯科

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【東松山の歯医者で虫歯治療】虫歯で咳が出るケースとは?

虫歯の症状として多くの方に知られているのは、やはり歯の痛みや穴の形成などです。
しかし実は他にも症状はあり、間接的にではありますが、虫歯を発症したことによって咳が出るようになるケースもあります。
今回は、虫歯で咳が出てしまう主なケースについて解説します。

副鼻腔炎を併発したとき

虫歯と副鼻腔炎を併発した場合、咳が出るようになることがあります。

特に上顎の奥歯の虫歯が進行した場合、その炎症が副鼻腔に広がり、副鼻腔炎を起こすことが考えられます。
こちらは歯性上顎洞炎と呼ばれるもので、通常の副鼻腔炎とは少し異なります。

発症すると咳が出るようになるほか、顔面痛や頭痛、鼻づまりや鼻水などさまざまな症状に悩まされることがあります。

ちなみに歯性上顎洞炎の場合、抗生物質による治療と並行して、虫歯を治療していなかければいけません。

誤嚥性肺炎を併発したとき

虫歯と誤嚥性肺炎を併発した場合も、咳が止まらなくなることがあります。

誤嚥性肺炎は、気道に口から唾液や食べ物などに含まれる細菌が流入し、肺に炎症を引き起こすものです。
ここでいう細菌には虫歯菌も含まれます。

また誤嚥性肺炎の咳は、食事中や食後にむせたり、夜中に咳が止まらなくなったりといった形で表れます。
風邪のような症状であるため、見過ごされるケースも珍しくありません。

痰が黄色や緑色を帯びていたり、膿のようになっていたりする場合は炎症が進んでいるサインです。

ちなみに誤嚥性肺炎を発症すると、息苦しさや食欲不振、体重減少といった症状が現れることもあります。

金属アレルギー

虫歯をすでに治療した歯であったとしても、それが原因で咳が出ることがあります。
例えば、虫歯治療のために装着した銀歯などの金属素材にアレルギー反応を示し、咳が出るというケースです。

金属アレルギーの場合、気管支が炎症を起こし、咳喘息になることがあります。
咳喘息は風邪のような症状で始まり、長引く咳や痰、呼吸困難などを引き起こします。

ちなみに咳喘息を放置すると、喘息に移行する可能性があります。
喘息は、気管支が狭くなって慢性的な炎症が続く状態です。

まとめ

虫歯そのものが咳を引き起こすというわけではありませんが、虫歯が原因で発症したさまざまな疾患にはそのリスクがあります。
また虫歯が生じさせる全身疾患には、口内だけの問題で済まないものもあるため、虫歯治療はできる限り早めに受けることをおすすめします。
もっと言えば、普段から定期的に歯科クリニックに通い、虫歯が中程度にまで進行する前に治療を受けることができればベストです。

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