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虫歯を発症していても、なかなかスケジュールが調整できず、歯科クリニックに通うのが遅れるというケースは多いです。
またこのような方は、通院の日まで痛みを我慢しなければいけませんが、その間なるべく車に乗ることは避けるのが無難です。
今回は、虫歯がある状態での車の運転について解説します。
虫歯がある程度進行している方は、歯が痛みやすいため車を運転しないことをおすすめします。
こちらは、車を走らせたときの振動が原因です。
神経に近いところにまで虫歯が進行すると、わずかな振動でも歯に響くようになります。
また車における振動は、歩いたときに比べて大きくなることがあり、激痛を伴うことも考えられます。
もちろん、常に痛みが出ている状態で車に乗ると、運転に集中できず非常に危険です。
車を運転するときに生じる振動は、歩いているときに比べて避けにくいです。
なぜなら車はかなりのスピードが出ていますし、段差などを見つけたとしても簡単には避けられないからです。
歩いているときは、足元を気にしながら歩くことができ、大きな段差などがあればゆっくり下りたり上ったりといった対処ができます。
一方、車に乗っている状態では、道路の段差を視認しづらいです。
また明らかに段差がある場合でも、他の車が近くを走っている場合などは、簡単にハンドルを切れずどうしてもそのまま通過しなければいけないことがあります。
ちなみに車を運転している方だけでなく、車の助手席や後部座席に乗っている方も、振動による痛みは感じやすくなります。
虫歯を治療し、痛みがなくなった状態であっても、治療後すぐに車を運転するのはおすすめできません。
こちらは、麻酔が運転に悪影響を及ぼす可能性があるからです。
ある程度進行した虫歯を治療する場合、患部に麻酔を施した上で歯を削る治療を行います。
このとき使用する局所麻酔は、頭がボーッとして判断力を低下させる作用があるため、治療直後に運転すると事故を起こすリスクが高まります。
そのため、虫歯治療後に車で帰宅する場合は、家族などに迎えに来てもらいましょう。
普段車の運転をしているとき、振動についてそこまで意識している方は少ないかと思います。
しかし、実際はしっかり舗装された道路であっても、段差などによって強い振動が起こることはあります。
また運転時の振動によって虫歯が痛むと、それ以外の時間も痛みが続くことが考えられます。
そのため、スケジュールに余裕がなかったとしても、できる限り早く歯科クリニックに通院すべきです。