東松山かさはら歯科

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【東松山の歯医者で歯周病治療】間違った歯周病のセルフケアについて

歯周病は日本人のおよそ8割が罹患していると言われているため、虫歯と同じくらい予防の意識を高めなければいけません。
むしろ、歯周病が万病の元と言われるほど全身疾患などにもつながりやすいことを考えると、虫歯以上の予防意識が必要だと言えます。
今回は、間違った歯周病のセルフケアについて解説します。

硬い歯ブラシを使う

硬い歯ブラシを使用する方が、しっかりプラークを除去できて歯周病予防につながると考えている方もいるかと思いますが、こちらは間違った考え方です。

硬めの歯ブラシを使ってゴシゴシとブラッシングをすると、歯茎が傷ついて出血するリスクが高まります。
また歯茎が下がる歯肉退縮の原因になる可能性もあります。

特に歯周病が進行しているときは、歯茎が炎症を起こしているため、やわらかい歯ブラシで優しく磨くことが大切です。

アルコールで消毒する

歯周病菌は細菌であるため、「お酒を飲めば消毒できるのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、こちらも間違ったセルフケアです。

たとえアルコール度数の高いお酒であっても、歯周病菌の殺菌効果は得られません。
かなりの長時間作用させなければ、歯周病菌の活動は弱まらないからです。

また殺菌効果が出るほど長時間アルコールを作用させると、歯茎などの粘膜が傷んでしまいます。
つまり、歯周病の症状を悪化させるということです。

口内は手足の皮膚以上にデリケートであり、刺激性の強いものを作用させることはおすすめできません。

中高年になってからケアをする

中高年と呼ぼれる年齢に差し掛かってから、歯周病のセルフケアを意識する方は多いです。
実際、中高年の方は歯周病の発症リスクが高いですが、実際はもっと若い頃からセルフケアをしておかなければいけません。

厚生労働省によって行われた歯科疾患実態調査によると、20代で約14%、30代になると5人に1人は歯周病を発症しています。

また歯周病の中でも特に重症化しやすい侵食性歯周炎は、若年性歯周炎とも呼ばれていて、10代や20代で発症します。
そのため、学生や社会人になりたての方であっても、丁寧なセルフケアが必要です。

まとめ

歯周病のセルフケアについては、何歳から始めても構いません。
また、基本的には生涯セルフケアを継続する必要があります。
もちろん、このときには正しい方法のセルフケアを意識し、逆に歯周病のリスクが高まるようなことをしてはいけません。
もしセルフケアのやり方に自信がないというのであれば、歯科クリニックの医師に相談し、ブラッシングの仕方などについて指導してもらいましょう。

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