ブログ
Blog

Blog
歯周病は虫歯と比べて、そこまで発症について気にしている方が少ないのが現状です。
しかし、歯周病はさまざまな全身症状や重症化のリスクが高い疾患と関連があるため、むしろ虫歯より早く発症に気付く必要があります。
今回は、軽度の歯周病にいち早く気付く方法について解説します。
軽度の歯周病にいち早く気付くには、とにかく日々のセルフチェックが重要です。
例えば歯茎の色については、健康な場合はキレイなピンク色をしていますが、炎症があると赤色や紫色に変化します。
またブラッシングやフロスをしたとき、簡単に出血してしまうのは、もっとも一般的な歯周病の初期症状です。
その他、歯茎の腫れやブヨブヨ感、朝起きたときの口のネバツキ、歯が長くなったように見えることなども軽度の歯周病の症状です。
ちなみに、急にきつい口臭が発生した場合も、歯周病を患っている可能性が高いです。
定期的な歯科検診も、軽度の歯周病に早く気付くには欠かせません。
自覚症状が一切なくても、半年に一度は歯科クリニックでプロフェッショナルケアを受けるべきです。
例えば定期的な歯科検診では、歯周ポケットの深さを測定してもらえます。
このとき、1~3mm以上歯周ポケットの深さがある場合、歯周病と判断できます。
またレントゲン検査により、歯を支える骨の状態をチェックし、骨吸収がある場合はすでに歯周病に罹患していることがわかります。
さらに、歯石を除去してもらうことにより、軽度の歯周病を発症する前に口内環境をキレイにできます。
冒頭でも触れた通り、歯周病はさまざまな全身疾患と関連性があります。
そのため、全身疾患を患っている方は、その治療を行うことで軽度の歯周病の予防や早期発見につながります。
例えば、歯周病と深い関係にある代表的な疾患に糖尿病が挙げられます。
血糖値が高い状態が続くと、身体の抵抗力も低下し、歯周病菌に対する防御力も弱まります。
このことから、いつの間にか歯周病に罹患していることがあります。
また歯ぎしりや食いしばりも、歯に過剰な圧力をかけ、歯周削隙にダメージを与えるため、知らず知らずのうちに歯周病を引き起こします。
歯周病は世界一感染者数が多い感染症として、ギネス世界記録にも認定されています。
そのため、自身の歯茎の状態について常にチェックしておかなければ、すぐに発症してしまいます。
また歯周病はサイレントディジーズ(静かなる病気)とも言われるほど、自覚症状が少ないです。
セルフケアだけでなく、歯科クリニックでの定期検診も受けなければ、早めに発見するのは難しいです。