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歯周病は日本人全体の8割以上が発症していると言われていますが、その割に対策を取っている方は決して多くありません。
また主な歯周病対策としては、やはりブラッシングや歯石除去が挙げられますが、リンゴを丸かじりすることでも効果的な対策となります。
今回は、リンゴが持つ歯周病予防効果について解説します。
リンゴに含まれるビタミンCには、歯茎の健康を維持する効果があります。
またポリフェノールはリンゴの皮に多く含まれていて、こちらは殺菌作用や細菌への感染予防効果が期待できます。
ここでいう細菌には、当然歯周病菌も含まれています。
さらにリンゴポリフェノールやリンゴ酸など、リンゴ特有の成分も歯周病予防に寄与します。
リンゴポリフェノールは、プラークがつきにくい環境を整える効果があり、リンゴ酸はプラークなどによる歯の黄ばみを落としてくれる作用があります。
歯周病予防としてリンゴを摂取するのであれば、食べ方はやはり丸かじりがおすすめです。
リンゴには、食物繊維が豊富に含まれています。
そのため、丸かじりすることにより、歯の表面の汚れや歯の隙間に詰まったプラークを除去できます。
また丸かじりをすることで噛む力が鍛えられ、歯茎の血行を促進するため、マッサージ効果も期待できます。
特に食後にリンゴの丸かじりをすると、食事の際に付着した汚れを効率的に落とすことができるため、おすすめです。
丸々1個食べるのが難しいというのであれば、数口でも構いません。
リンゴの丸かじりには、歯周病の予防効果だけでなく、口臭の予防効果もあります。
こちらは、リンゴの皮に含まれるポリフェノールが、口臭の原因であるメチルメルカプタンという成分の発生を抑制するからです。
またリンゴには歯応えがあり、よく噛まないと飲み込むことができません。
よく噛むと唾液の分泌量が増え、口内の自浄作用を高めてくれるため、必然的に口臭は軽減されます。
さらに、リンゴにはある程度の酸味もあるため、こちらも唾液を増やし口臭をやわらげることにつながります。
リンゴは味に癖がない上に、1年中美味しく食べられる果物です。
そのため、継続的に行わなければいけない歯周病予防とは、非常に相性が良いと言えます。
もちろん、リンゴを食べるだけで予防できるほど、歯周病は甘くありません。
日々のブラッシング、歯科クリニックで行う定期検診など、歯周病予防のベースとなる部分を怠らないようにしましょう。