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歯周病と言えば、歯茎が腫れ上がったり、ブラッシングなどの少しの刺激で出血したりするようになることで有名です。
また歯周病が進行している方は、以前と比べて食事も楽しめなくなります。
今回は、なぜ歯周病によって食事の楽しさが半減するのかについて解説します。
歯周病によって食事を楽しめなくなるのは、物理的に噛めないことや慢性的な痛み、味覚への影響や選択肢の減少などが原因です。
歯周病の末期症状では、歯を支える顎の骨が溶けてしまい、歯がグラグラになります。
このような状態では硬いものを噛み切ることができず、満足に食事ができません。
また歯茎が常に腫れたり、膿が出たりする状態が続くと、食事のたびに刺激を受けて痛みを感じるようになります。
さらに口内のネバツキや慢性的な口臭、膿のニオイなどが、食材本来の味や香りを行う原因にもなります。
その他歯周病の方は、“痛くないもの”、“噛めるもの”という基準で食事を選ぶため、栄養バランスが偏ります。
もちろん、精神的にも「好きなものを食べられない」というストレスが蓄積します。
ちなみに、歯周病の方は口臭が強くなりやすいことにより、対面で他人と食事を摂ることに抵抗を覚える可能性があります。
特に親しい友人や同僚などと食事をする場合、自身の口臭が気になって食事どころではなくなることが考えられます。
歯周病の方は、通常の食事をしているとさらに炎症が悪化し、食事の楽しみが減少する可能性があります。
例えば刺激物の摂取や糖分の過剰摂取などは、歯周病が実践すべき食習慣ではありません。
柑橘類や炭酸飲料といった酸性の強い飲み物、硬すぎる食品などは、歯周病の炎症部位を直接刺激して悪化させます。
また甘いお菓子や清涼飲料水は、歯周病菌の栄養源となり、プラークの増殖を促します。
ちなみに、先ほどの項目で、歯周病の方は栄養不足を招きやすいという話をしました。
ビタミンやタンパク質などの栄養素が不足すると、歯茎の修復機能が低下し、炎症が治りにくくなります。
進行した歯周病を患う方が食事の楽しさを取り戻すには、歯科クリニックで専門的な治療を受け、なおかつ毎日のセルフケアで炎症を抑えることが不可欠です。
放置していても、歯周病が自然に治ることはありません。
また歯科クリニックが苦手な方は、薬を使うことを考えるかもしれませんが、歯周病を薬で治すことはできないため、歯石取りなど初歩的な治療からでも受けなければいけません。