ブログ
Blog
Blog
歯周病の主な症状と言えば、歯茎の炎症や出血、歯の動揺などが挙げられます。
重度にまで悪化すると、歯が抜け落ちてしまうことも考えられます。
またあまり知られていませんが、耳の痛みを感じるとき、それは歯周病が原因かもしれません。
今回は、歯周病で耳が痛くなる理由を中心に解説します。
歯周病で耳が痛くなる場合、顎関節症を併発していることが考えられます。
歯周病は、歯茎が腫れたり出血したりするだけでなく、単純に歯の安定感がなくなり、噛み合わせが悪くなることにもつながります。
また噛み合わせが悪くなると、顎関節への負担が大きくなり、顎関節症を発症することがあります。
顎関節症は、開咬障害や顎の異音などを伴う症状であり、このとき口周りの筋肉は緊張した状態になります。
その結果、緊張が耳にまで伝わり、痛みとして現れることがあります。
歯周病を発症し、なおかつ口内に親知らずが残っている状態の方は、智歯周囲炎による耳の痛みに悩まされることがあります。
智歯周囲炎は、親知らずの周囲で起こる歯周病のようなものです。
こちらの炎症は、神経を介して耳に痛みを伝えることがあります。
特に親知らずが斜めに生えていたり、歯茎に覆われていたりする場合、炎症が起こりやすく耳の痛みも出やすいです。
歯周病と智歯周囲炎は、必ずしも併発するとは限りません。
しかし、重度にまで歯周病が進行している方は、親知らずの周囲でも同じような症状が見られる可能性が高いです。
歯周病による耳の痛みを改善するには、歯科クリニックだけでなく耳鼻科にも通わなければいけません。
まず歯科クリニックでは、スケーリングやルートプレーニング、噛み合わせの調整などを行います。
顎関節症を発症している場合は、ナイトガードの装着なども検討します。
また耳鳴りの原因が歯周病によるものなのかどうか、耳鼻科で検査を受けることも推奨されます。
ちなみにこのとき、歯科クリニックの医師と耳鼻科の医師には連携を取ってもらうことで、より適切な治療を行うことができます。
歯周病と耳の痛みについては、関連があることを知らない方がほとんどだと思います。
そのため、最初耳の痛みが生じたときは、原因がわからず焦ることもあるかもしれません。
しかし、歯茎の炎症など歯周病の症状が出ている自覚がある方は、それが原因になっている可能性があるため、一度歯科クリニックに相談しましょう。
耳鼻科に通って特に異常がなければ、歯周病が原因となっている可