東松山かさはら歯科

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【東松山の歯医者】顎関節症の改善に使用するマウスピースについて

顎関節症を治療せずに放置すると、痛みや不快な症状が出るだけでなく、顔の歪みなど見た目の問題が出ることもあります。

そのため、症状が出ている方は早急に対策を取る必要がありますが、その一つとして用いられるのがマウスピースです。

今回は、顎関節症用のマウスピースにおけるメリットや種類などを解説します。

 

顎関節症の改善に使用するマウスピースのメリット

 

顎関節症用として使用されるマウスピースは、スプリントと呼ばれるものです。

就寝中の歯ぎしりや食いしばりは、精神的なストレスや噛み合わせ異常などの口腔環境のストレスから起こりますが、このとき歯や顎に加わる力は、食事のときの2倍にもなります。

スプリントは、就寝中にマウスピースを装着することにより、顎関節の変化を起こし、歯ぎしりや食いしばりを改善したり、歯ぎしりや食いしばりの負担を分散、軽減したりすることで、顎関節症の症状をやわらげることができます。

 

その他のメリットについて

 

顎関節症改善に使用するスプリントには、口腔周囲の筋肉の緊張が解消されるというメリットもあります。

こちらの効果により、口周りの筋肉が自然になり、顔貌の変化や頭痛、肩こりなど、口内や顎などで起こる症状以外の症状の緩和も期待できます。

また、スプリントは子どもでも使用することができ、子どもの場合は顎関節を保護し、正しい下顎の発達や成長を促す効果もあります。

 

顎関節症用のマウスピースの種類

 

顎関節症用のマウスピースであるスプリントには、主に以下の3つの種類があります。

 

・前歯接触型
・全歯列接触型
・下顎前方整位型

 

前歯接触型は、上か下あるいは上下の前歯を部分的に覆う形のスプリントで、噛みしめによって生じる咀嚼筋の緊張を軽減します。

また、スタビライゼーションスプリントとも呼ばれる全歯列接触型は、上か下あるいは上下の歯全体を覆うもので、顎関節症の全病態に適応されます。

そして、下顎前方整位型は、上下いずれかの歯列全体を覆う形であり、先ほど触れたスタビライゼーションスプリントとは違って、前歯の後方に下顎を適正な位置に誘導する出っ張りがついています。

 

まとめ

 

ここまで、顎関節症の改善に使用するマウスピースについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか?

歯ぎしりや食いしばりがひどい方は、一度スプリントの使用を検討してください。

また、スプリントによって症状が落ち着いてきたら、噛み合わせを検査し、顎関節に負担を強いる要因に問題がある場合に限り、それらを排除するまた別の治療を受けなければいけないこともあります。

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