東松山かさはら歯科

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【東松山の歯医者】ヒールオゾン治療を受ける際の注意点について

ヒールオゾン治療は、オゾンによる高い殺菌力を利用し、虫歯や歯根の病巣に対して殺菌を行う治療法です。

ヨーロッパ諸国やアメリカなどでは広く浸透しています。

またヒールオゾン治療には、痛みがほとんどないなどのメリットがありますが、いくつか注意すべき点もあります。

今回はこちらの注意点について解説します。

 

適用できるケースが限定される

 

ヒールオゾン治療は、従来の虫歯治療よりも身体の負担が少ないですが、適用できるケースは限定されます。

具体的には、まだ浅い初期段階の虫歯にしか適用できません。

こちらは、オゾンが歯の表層から2mmまでしか届かないことが理由です。

そのため神経まで到達しているなど、重い虫歯を患っている方は、ヒールオゾン治療以外の治療で対処する必要があります。

また、重度の虫歯治療の場合は、当然歯を削らなければいけない可能性が高くなります。

 

効果や副作用などのデータが少ない

 

ヒールオゾン治療は、日本においてまだ歴史が浅い治療法であるため、効果や副作用などのデータが少ないです。

ドイツを中心に、ヨーロッパ諸国やアメリカでは数十万の治療実績がありますが、日本における症例は決して多くありません。

そのため、思わぬ副作用が見られることも考えられます。

もちろん危険な治療というわけではありませんが、日本では安全性や効果の問題から、使用に反対する歯科医師もいるくらいです。

 

治療を受けられる歯科クリニックが少ない

 

治療を受けられる歯科クリニックが少ないという点も、ヒールオゾン治療を受ける際の注意点の一つです。

日本の歯科クリニックでも、ヒールオゾン治療の取り扱いは少しずつ増えてきましたが、それでもまだまだ受けられる歯科クリニックは少ないです。

そのため従来の虫歯治療のように、複数の歯科クリニックの評判を比較するということは難しいです。

またヒールオゾン治療は、保険が適用されない自由診療です。

自由診療の場合、各院が自由に金額を設定できるため、金額を比較して通院する歯科クリニックを選ぶことができます。

しかし、ヒールオゾン治療は取り扱いが少ないため、必然的に金額による比較も困難になります。

 

まとめ

 

ヒールオゾン治療は、新しい虫歯治療法としてメディアでも取り上げられる機会も多いです。

また、安全な治療法であることは事実ですが、誰でも適用できるというわけではありません。

さらに症例が少ないことや、治療を受ける歯科クリニックを選びにくいことなど、患者さんにとって不安な点もあります。

これから日本でもどんどん普及していくことが予想されますが、現時点ではある程度リスクについても考慮しなければいけません。

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