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インプラント治療は、顎の骨に人工歯根を埋入し、その上に上部構造を被せる治療です。
通常人工歯根を埋め込んでから数ヶ月間定着期間を設けますが、まれにうまく定着せず、グラグラになってしまうことがあります。
今回は、インプラントが骨に定着しないときの原因や対処法を解説します。
インプラントは、人工歯根と骨が結合することでうまく噛めるようになりますが、1%程度の確率でくっつかないことがあります。
こちらは、どんな名医による治療であっても起こり得ることです。
このようにインプラントがうまく骨に定着しない原因としては、主に埋入する位置や深さがわずかにずれていることが挙げられます。
また、極めてまれなケースではありますが、歯科医師の大きなミスによって定着しなくなることもあります。
例えば顎の骨にドリルで穴を開けるとき、骨がダメージを受けると、定着せずグラグラになってしまうことが考えられます。
インプラントが骨に定着しない場合、一度埋め込んだ人工歯根を除去し、再度埋め直す治療を行います。
このときには、定着の時間をより多く設けるケースが多いです。
また人工歯根を取り除くと、周囲の顎の骨が減ってしまうため、骨移植など骨を増やす処置をしなければいけません。
そのため、必然的に身体の負担は大きくなります。
ちなみに、インプラントでの対応が難しい場合は、入れ歯など他の方法で失った歯を補います。
インプラントが骨に定着しなかった場合、前述のように再治療を行うことがありますが、こちらは基本的に保証の対象になります。
また歯科クリニックによって違いはありますが、治療直後の場合は無償で再治療ができ、数年経過していても格安で再治療を受けられます。
ただし、インプラント治療後の保証は、歯科クリニックで定められた条件をクリアしなければ適用されません。
例えば、決められたスパンで、定期的にメンテナンスに通っていることなどが条件として設定されています。
もし、保証を受けられなかった場合は高額な費用がかかるため、条件については必ず把握しておかなければいけません。
インプラントは最大限安全性が考慮されていて、治療の成功率も極めて高いです。
しかし、100%成功するという保証はないため、その点はあらかじめ理解した上で治療を受けましょう。
またインプラント治療を受ける際には、治療内容や費用だけでなく、治療後の保証における内容や条件についても歯科クリニックに質問しておくべきです。