ホワイトニングを受けた直後は、歯科医師からある程度食べない方が良いもの、食べても問題ないものの説明を受けることになります。
しかし、このときすべての食べ物について、摂取の可否を教えてもらえるわけではありません。
では、ホワイトニング直後には乳製品を食べても良いのでしょうか?

ホワイトニング直後に乳製品を食べるのは問題ない?

ホワイトニングを受けた直後であっても、乳製品を食べるのは特に問題ありません。
ここでいう乳製品には、牛乳やバター、チーズなどが含まれています。

特におすすめなのは牛乳であり、こちらは歯の表面をコーティングする成分が含まれているため、歯が着色しにくい状態にしてくれます。
ホワイトニング直後は着色のリスクが高いため、こちらは大きなメリットです。

また牛乳などの乳製品にはカルシウムが多く含まれているため、歯のエナメル質を丈夫にし、再石灰化を促してくれます。

ヨーグルトはホワイトニング直後に食べるのを避けるべき

前述した牛乳やバター、チーズなどは問題ありませんが、ヨーグルトはホワイトニング直後に摂取しないことをおすすめします。
なぜなら、ヨーグルトは酸性の強い食品だからです。

ホワイトニング直後の歯は、薬剤の影響によって少し弱っています。
このような状態で酸性のヨーグルトを食べると、歯のエナメル質が傷ついてしまい、着色や虫歯のリスクを高めることになります。

またヨーグルトの中には、いちごヨーグルトやブルーベリーヨーグルトなど、着色しやすいものが含まれたタイプもあります。
これらは当然、色戻りを助長するため、摂取してはいけません。

アイスクリームの摂取も控えよう

ホワイトニング直後に避けたい乳製品としては、アイスクリームも挙げられます。

アイスクリームの成分自体は、そこまで着色のリスクが高いものではありませんが、問題なのは冷たいという点です。
ホワイトニング直後は歯が敏感であり、刺激を感じやすくなっています。
そのため、アイスクリームくらい冷たいものを食べると、強い痛みにおそわれることが考えられます。

もちろん、チョコレートなどが含まれるアイスクリームは着色につながります。

まとめ

ホワイトニング直後であっても、好きなものを食べたいというのが皆さんの本音でしょう。
しかし、ある程度は食事内容に制限を設けなければ、すぐに色戻りが起こってホワイトニングの頻度が増えてしまいます。
もちろん、頻度が増えれば費用もかさむため、なるべくリスクの少ないものを摂取しなければいけません。
また乳製品の中でも、良いものとダメなものがあることを理解しましょう。