ホワイトニングを行う目的は、理想とする白い歯を手に入れることです。

また歯の黄ばみがひどい方などは、なるべく早く歯を白くしたいと考えるかと思いますが、虫歯がある場合は事前に治療しなければいけません。

今回は、虫歯を完治させてからホワイトニングを行うべき理由について解説します。

 

痛みが出る可能性がある

 

先に虫歯を治してからホワイトニングを受けなければ、施術中に痛みが出る可能性があります。

こちらはホワイトニングを行う際、専用の薬剤を使用するからです。

特にオフィスホワイトニングの場合、濃度の高い薬剤を使用するため、虫歯がある状態で施術をするとリスクが高まります。

例えば歯に穴が開いている場合、歯茎に炎症がある場合は、薬剤の刺激をダイレクトに受けることになるため、痛みが出やすくなります。

また痛みが強くなると、ホワイトニングを中断せざるを得なくなってしまいます。

 

施術中に虫歯が進行する

 

虫歯を治療しないままホワイトニングを受けると、施術中に虫歯が進行する可能性があります。

ホワイトニングで理想の白い歯を手に入れるには、通常1～3ヶ月程度の期間がかかります。

虫歯がある状態でこれくらいの期間が経過すると、その間に虫歯が神経にまで達し、重症化するおそれがあります。

また神経に到達した虫歯は、根管治療を受けなければ完治しませんし、最悪の場合抜歯しなければいけないことも考えられます。

ちなみに抜歯後に装着した人工歯は、ホワイトニングで白くすることができないため、先に装着するとホワイトニング後の見た目が不自然になってしまいます。

 

詰め物が取れる可能性がある

 

虫歯を治療している最中にホワイトニングをすると、詰め物が取れる可能性があるため、先に虫歯治療をすべて終わらせることをおすすめします。

虫歯治療は、基本的に1回で完了することがありません。

特に根管治療の場合、複数回の治療を行うのがほとんどですが、次回の治療までには患部に仮の詰め物が装着されます。

仮の詰め物は、正式な詰め物と違ってすぐ外れるようになっているため、ホワイトニングを受けると薬剤の影響で外れる可能性があります。

 

まとめ

 

施術中の痛みや虫歯の進行を避けるため、ホワイトニングは必ず虫歯を治した状態で行わなければいけません。

また虫歯だけでなく、歯周病についても事前に歯科クリニックで治療を受けるべきです。

ちなみに歯科クリニックでホワイトニングを受ける場合、事前に口内の検査が行われるため、虫歯や歯周病の自覚症状がなくても気付くことができます。

逆にセルフホワイトニングは事前検査が行われないため、非常に危険です。