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虫歯になりやすい食べ物と聞くと、多くの方は砂糖が多く含まれたチョコレート、ケーキなどの食べ物を想像するでしょう。
しかし実際はそれだけでなく、果物など自然由来の食べ物にも虫歯のリスクはあります。
今回は、虫歯になりやすい果物となりにくい果物について解説します。
虫歯のリスクが比較的高めの果物としては、バナナやレモン、柿などが挙げられます。
バナナはビタミンやミネラル、食物繊維などが含まれる果物で、毎朝食べる習慣をつけているという方も多いかと思います。
しかし、バナナは粘着性が高く糖分も多いため、虫歯のリスクは他の果物より高めです。
またレモンも栄養豊富な果物として知られていますが、酸性が強いため歯を溶かしてしまい、虫歯を助長することが考えられます。
ちなみに、柿に関しては“柿は歯の毒腹薬”ということわざがあります。
こちらは“柿を食べすぎると糖分が多いため虫歯になりやすいが、お腹にとっては薬である”という意味です。
イチゴやリンゴ、キウイなどの果物は、比較的虫歯のリスクが低いです。
イチゴには、キシリトールが多く含まれています。
こちらは虫歯予防効果がある成分であり、砂糖のような甘さを持ちながらも、虫歯の原因菌の働きを抑制してくれます。
またリンゴやキウイなどの果物は水分が多く、食物繊維も多く含まれるため、虫歯のリスクを軽減したいときには適しています。
特に、リンゴは噛むことで自然と歯を磨く効果があり、唾液の分泌量が増加して口内が十分に洗い流されることも期待できます。
ドライフルーツは、気軽に果物を摂取できるため人気が高いです。
しかし虫歯になりにくい果物であっても、ドライフルーツの場合は一気に虫歯のリスクが高まるため、注意が必要です。
ドライフルーツは、乾燥させることで糖分が濃縮されるため、虫歯を発症しやすくなります。
特に粘着性の高いものや、多くの砂糖が含まれているものは、チョコレートやケーキなどと同じくらい虫歯のリスクが高いです。
ちなみにドライフルーツは高カロリーの食品でもあるため、食べすぎは肥満の原因にもなります。
「果物なら大丈夫だろう」と考え、日々虫歯のリスクを気にせずに食べているという方は少なくないでしょう。
もちろん、砂糖がたっぷり入ったお菓子よりは虫歯になりにくいですが、種類によってはある程度のリスクがあります。
そのため、果物を摂取した後は丁寧にブラッシングを行い、できる限り口内に残さないようにしなければいけません。