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【東松山の歯医者で歯周病治療】発酵食品が持つ歯周病予防効果とは?

歯科クリニックで行われる歯周病治療は、スケーリングやルートプレーニングと呼ばれるもので、自宅では除去できない歯石を取り除きます。

また歯周病は発症後すぐに治療するのが大事ですが、もっと言えば発症しないように予防することが大切です。

今回は、発酵食品が持つ歯周病予防効果について解説します。

 

発酵食品とは?

 

発酵食品は、名前の通り発酵された食品全般を指す言葉です。

発酵は、微生物の働きにより、食材の持つ性質を人間にとって有益化させるというものです。

代表的なものには、酪農製品であるチーズやヨーグルト、野菜果実加工品である漬物やキムチなどが挙げられます。

また穀物加工品の納豆や醤油、味噌なども有名です。

ちなみにあまりイメージがないかもしれませんが、かつお節やウスターソース、メンマなども発酵食品に該当します。

 

発酵食品の歯周病予防効果

 

発酵食品には乳酸菌が含まれているものも多く、こちらは口内におけるプラーク形成の抑制、唾液分泌の促進などの作用があります。

そのため、歯周病だけでなく虫歯も予防してくれます。

また主に納豆に含まれるビタミンKには、歯茎からの出血を抑制したり、骨の健康を保ったりする効果があります。

骨と歯は密接に関係しているため、これらの成分で強化することが大切です。

さらに納豆やキムチなど含まれるアミラーゼは、歯に付着したデンプン質の残りを化学的に分解し、口内をキレイにしてくれます。

上記のような効果が期待できることから、複数の発酵食品を組み合わせ、食事に採り入れることが大切です。

 

発酵食品を摂取する際の注意点

 

発酵食品は歯周病予防に効果的ですが、過剰に摂取してはいけません。

なぜなら、糖分や塩分の摂り過ぎにつながるからです。

例えば乳酸菌については、多く摂取したからといって乳酸菌そのものが身体に害を及ぼすことはないと言われています。

しかし、ヨーグルトなどを食べすぎると、脂肪分や糖分を摂り過ぎてしまうおそれがあります。

また味噌や醤油など発酵過程で塩を用いる発酵食品では、塩分過多にならないように注意しましょう。

発酵食品は歯周病予防に効きますが、1種類の食品ばかりを摂取するのは栄養の偏りにつながり、良いこととは言えません。

 

まとめ

 

歯周病を発症した場合でも、歯科クリニックで治療を受ければある程度症状は改善します。

しかし症状によっては完治させるのが非常に難しいため、あらかじめ予防を徹底しておき、発症させないに越したことはありません。

また歯周病予防を行うには、自宅でのブラッシングだけでなく、発酵食品の摂取など食生活における工夫も必要です。

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