東松山かさはら歯科

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【東松山の歯医者】光殺菌治療(PDT)の注意点について

光殺菌治療(PDT)は光線力学療法とも呼ばれる、薬を使用しない光による殺菌システムです。

歯科では主に歯周病治療に使用され、他の診療科でもがん治療やニキビ治療などで採用されています。

またこちらは痛みや副作用などがありませんが、治療にあたって注意すべき点がいくつかあります。

今回はこちらの点について解説します。

 

費用が高い

 

PDTは安全な治療ではありますが、残念ながら日本ではまだ保険適用が認められておらず、自由診療となります。

そのため、一般的な保険診療の歯周病治療と比べて、治療費は高額になりやすいです。

スケーリングなどの歯周基本治療は、軽度の歯周病の場合2~3回の通院し、トータルでも10,000円以内で収まるケースが多いです。

一方PDTは、歯1本あたり3,000円程度かかることもあり、治療する歯が多ければ多いほど金額は跳ね上がります。

またこちらを継続して行うため、トータルでは数十万円かかることも珍しくありません。

 

光過敏症の方は適用できない

 

PDTは痛みなく、薬の使用や副作用の心配もありませんが、光過敏症の方には適用できません。

光過敏症は日光アレルギーとも呼ばれるもので、健康な人では問題ない光でも赤みやかゆみ、炎症などの皮膚症状が生じる免疫反応です。

症状は軽度なことが多いものの、場合によっては20歳頃から皮膚がんが発生する可能性もあります。

またPDTでは、光感受性ジェルを口内に歯の根や歯周ポケットに注入した後、10~30秒程度患部に光を照射します。

光過敏症の方は、こちらの光に対してアレルギー反応を起こす可能性があります。

そのため、基本的には別の治療を受けることになります。

 

若干の熱と振動を感じる

 

何度も言うようにPDTには痛みがほとんどありませんが、治療に伴い若干の熱と振動を感じることがあります。

こちらは、特定の波長の光を照射するために、専用の機器を使用するからです。

もちろん、口内が火傷するような熱さではありませんし、振動も一般的な歯周病治療などで感じるものほど大きくありません。

しかし歯科治療に伴う刺激に敏感な方や、歯科クリニックそのものに強い苦手意識を持っている方などは、熱や振動に恐怖心を覚える可能性があります。

 

まとめ

 

光殺菌治療(PDT)は安全性が認められている治療ですが、自由診療のため経済的な余裕が少ない方にはおすすめできません。

また光過敏症と診断された方は、歯周基本治療を含む別の歯周病治療が適用されることになります。

さらに歯科クリニックが苦手な方は、PDTでもスムーズに治療を受けられない可能性がありますが、負担に関しては歯周基本治療よりは軽減されます。

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