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レーザー治療は、文字通りレーザーを使用して痛みを軽減できる治療法であり、主に虫歯や歯周病の治療を行う際に用いられます。
また他にもさまざまな症状を改善することができ、数ある治療法の中でも適用範囲は非常に広いと言えます。
今回は、レーザー治療で治すことができる意外な症状について解説します。
レーザー治療は、歯茎の黒ずみを除去する際にも適用されることがあります。
歯茎の黒ずみにはさまざまな原因がありますが、代表的なものはメラニン色素の沈着です。
メラニン色素は、外部からの刺激に対する防御反応として生成されるものです。
通常は体外に排出されますが、過度な刺激を受け続けることで過剰に生成され、すべて排出できず歯茎に色がついてしまいます。
またメラニンの過剰な生成は紫外線や喫煙、飲食物や口呼吸、強く歯を磨くことなどによって引き起こされます。
レーザー治療を用いれば、従来の薬品を歯茎に塗布する方法よりも効率的に黒ずみを除去できます。
レーザー治療を受けることで、知覚過敏も治せる可能性があります。
知覚過敏は、虫歯などを発症していないにもかかわらず、刺激が加わると歯の痛みを感じる症状です。
主に冷たいものを口に入れたとき、食事をしたとき、ブラッシング時などに痛みが出ます。
レーザー治療は、特に重度の知覚過敏の症状がある歯に有効です。
レーザー治療により、象牙質の表面にある象牙細管を埋めることができます。
他の治療よりも密に閉鎖させることができるため、症状が良くなります。
またレーザーが当たった象牙質は歯質が強化され、知覚過敏による痛みにも強くなります。
ガミースマイルは、歯茎が目立ちやすい笑顔のことであり、特に病理的な問題はないものの、見た目の問題から大きな悩みになりやすい症状です。
ただしガミースマイルは、レーザー治療を受けることである程度改善されます。
具体的には、レーザー治療によって歯茎を切除することで、笑ったときに歯茎が目立ちにくくなります。
歯茎やその他の歯周組織の状態にもよりますが、切除可能な範囲は約2~3mmが平均です。
歯科クリニックのレーザー治療では、虫歯や歯周病以外にも、これまで患者さんが悩み続けてきた症状を改善できる可能性があります。
歯茎の黒ずみを除去する際など、保険が適用されないケースもありますが、それでも優れた治療法であることは確かです。
また副作用のリスクが少ないのもメリットであり、高齢の方や妊娠中の方であっても、安心して受けられる可能性が高いです。