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子どもの乳歯は6歳頃から少しずつ抜け始め、14歳頃までにはすべての永久歯が生え揃います。
しかし、中には一向に乳歯が抜けず、生え変わりがうまくいっていない子どももいます。
今回は親御さんに向けて、子どもの乳歯がなかなか抜けない場合の対処法について解説します。
乳歯がグラグラしていて、今にも抜け落ちそうであるにもかかわらず、なかなか抜けないというケースがあります。
こういったケースでは、焦って抜こうとする必要はありません。
抜け落ちそうになっている乳歯は、しっかり真下から永久歯が出てきて、なおかつ根っこが吸収されているため、しばらく様子を見ましょう。
そうすれば、食事のときなどにポロッと抜け落ちる可能性が高いです。
ただし動揺している状態から3ヶ月以上経過しても抜けなかったり、食事やブラッシングのとき子どもが痛みを訴えたりする場合は、一度歯科クリニックに相談してください。
まだ完全に乳歯が抜け落ちていないにもかかわらず、その裏側もしくは横から永久歯が生えてくることがあります。
このとき永久歯が生えてくるにつれて、少しずつ乳歯がグラグラしていきているのであれば、特に問題はありません。
しかし乳歯が抜ける気配がない場合、早急に抜歯をした方が良いため、歯科クリニックを訪れましょう。
乳歯に動揺が見られないのは、永久歯の生える位置が正常ではなく、乳歯の根っこも正しく吸収されていない証拠です。
子どもの乳歯がなかなか抜けない場合でも、無理やり抜こうとしたり、ねじったりしてはいけません。
乳歯を無理やり引っ張って抜こうとすると歯茎が傷ついたり、歯の根が折れたりして、今後の生え変わりに良くない影響を及ぼします。
また歯をねじると痛みが出やすいですし、歯茎へのダメージも大きくなります。
さらに、汚れた手で歯を何度も触るのもNGです。
こちらは口内組織に細菌が入って炎症を起こし、生え変わりとはまた別の問題につながる原因になります。
周りの子が順調に生え変わりを終えているにもかかわらず、自身の子どもだけまだ乳歯が残っている場合、親御さんは不安になるでしょう。
しかし、そこで焦って無理やり乳歯に刺激を与えたり抜いたりすることの方が、子どもの生え変わりにとっては良くありません。
何年も遅れるようなことがない限り、生え変わりについて問題視する必要はないため、しばらくは気長に乳歯が抜け落ちるのを待ちましょう。