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ラミネートベニアは、セラミック製のチップを歯の表面に貼り付ける治療法です。
従来のセラミック治療とは根本的に施術の方法が異なるものですが、こちらもセラミックの詰め物や被せ物と同じように寿命が存在します。
今回は、ラミネートベニアの寿命を中心に解説します。
歯の表面にチップを貼り付ける治療と聞くと、「セラミック治療よりも寿命が短いのでは?」と思う方もいるかもしれません。
しかし、実際はそのようなことはなく、一度治療すれば10~20年程度は持つと言われています。
ラミネートベニアを貼り付ける際には接着剤が使用されますが、こちらは年々品質が高くなっていて、現在では簡単には剥がれないようになっています。
またセラミックのチップに関しても、詰め物や被せ物に近い強度を誇るため、簡単に割れたり欠けたりすることはありません。
ラミネートベニアの寿命は非常に長いですが、治療から3年以上が経過している場合は、一度歯科クリニックで状態を確認してもらうべきです。
先ほどラミネートベニアの寿命は10~20年と言いましたが、こちらはあくまで問題なく使用していることが前提です。
しかし、問題ない使い方であるかどうかは、患者さんに自身ではなかなか判断できません。
例えば、患者さん自身は普通に咀嚼しているつもりでも、実際はラミネートベニアが剥がれやすい噛み方になっている可能性があります。
そのため、歯科医師に状態をチェックしてもらい、なおかつラミネートベニアの寿命を縮ませるような問題は解決してもらうことが望ましいです。
歯ぎしりや食いしばりをしている方は、数百kg以上の力を歯にかけていると言われています。
いくら頑丈なラミネートベニアのチップでも、これだけの負荷がかかれば破損してしまう可能性が高いです。
また煎餅などの硬い食べ物をかじり取るように食べたり、お肉を噛み切ったりすることも、ラミネートベニアの寿命を縮ませる原因になります。
特にラミネートベニアの施術直後は、接着剤が安定していないため、慎重に行動しなければいけません。
天然歯のような自然な白さを持ち、なおかつ歯を削る量が少ないラミネートベニアは、多くの方に選ばれています。
また正しく使用すれば長持ちする素材ではありますが、決して油断してはいけません。
定期的に歯科クリニックで問題がないかチェックしてもらい、セラミックを装着した部分で食事を摂る際は細心の注意を払わなければいけません。