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すでに痛みや腫れがある場合、歯並びに悪影響を及ぼしている場合などは、親知らずを抜歯しなければいけないことがあります。
また問題のある親知らずを抜歯した後も、痛みに悩まされることが考えられます。
今回は、親知らず抜歯後の痛みにおける程度、対処法などについて解説します。
抜歯後の腫れがどれくらいになるかについては、個人差が大きいです。
そのため、一概にこれくらい腫れるなどと言うことはできません。
ただし、上の親知らずを抜く場合、腫れはほとんど見られないケースが多いです。
逆に下の親知らずは、顔貌に変化が出るほど頬の部分がポッコリと腫れてしまうことがあります。
皆さんも、歯が腫れた場合、下の頬に手を当てているようなイメージがあるでしょう。
また腫れがひどくなると口が開けにくくなったり、食事が摂りにくくなったりすることが考えられます。
親知らずを抜いた後の腫れは、抜歯の難易度が高ければ高いほど出やすくなります。
例えば斜めや横向き、埋没などの問題がある場合、歯茎を切開しなければいけないことも多いです。
このような外科治療を伴う場合は、治療後の痛みや腫れがひどくなりやすいです。
また難易度の高い治療は、通常の治療よりも時間がかかります。
時間がかかるということは、それだけ傷口を刺激される時間も長くなるということであり、抜歯後に麻酔が切れると強い痛みが生じることがあります。
ちなみに、顎の骨を削るなど大掛かりな処置を伴う抜歯でも、治療後の痛みは大きくなりやすいです。
あまりにも親知らずを抜歯した後の痛みがひどい場合は、抗生物質や痛み止めを服用します。
痛み止めは即効性が低いため、治療後麻酔が切れる前に服用するのがポイントです。
また下の頬などが大きく腫れている場合は、頬側から濡れタオルを当てて冷やしましょう。
口内を氷で直接冷やすなどすると、刺激が強すぎて痛みが増幅する可能性があるため、あくまで外からアプローチします。
ちなみにブラッシングでは傷口を避け、アルコールの摂取や入浴を控えることで、痛みは出にくくなります。
これから親知らずの抜歯をする方は、ある程度痛みが出ることを覚悟していることでしょう。
しかし、必ずしも痛みが生じるとは限りません。
逆に、想像していたよりも激痛が走ることも考えられるため、対策については事前に把握しておきましょう。
痛みをなくすのは難しいですが、抜歯後の行動次第で軽減させることは可能です。